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ゼロから始めるエアブラシ塗装(HGUC MSZ-006 制作記 vol.8 本体のスジボリ編①)

こんばんは。
ゼロからオヤジです。

今回も前回に続いてHGUC MSZ-006 Zガンダム(リヴァイブ版)の制作を進めてまいります。

今作のテーマにしている「武器類から完成度を上げる」に従い、武器、シールド、ウィングアーマー(パックパック)までは表面処理、既存ディテールの彫り直し、合わせ目消しが済んでおります!

※前回記事はこちら※

今回はようやく本体の工作工程。
基本的にはスジボリメインになると思いますが、お付き合いください!

それではスタートします!

脚部パーツのスジボリ

どこから手をつけるか迷った結果、足から始めることにしました。

スタイリッシュな脚部。

そこまでガッツリディテール追加をするつもりは無い今作ですが、比較的のっぺりした面が多く見える脚部については多少情報量を増やしたいところ。

やり過ぎると全体のバランスを取るために膨大な作業量が必要になるので、程々に足します。

ふくらはぎのディテール追加

最初はこれから始めます。

早速ふくらはぎから着手。

シャーペンで書いてみます。

なんとなくこんな感じかな、という感覚で下書きをしてみました。このパーツは左右対称で、側面を彫るとなると裏表も含めて4面同じデザインで彫ることになります。

それぞれやると位置決めが大変なのでプラ板でガイドを作ることにしました。

しっかり目に頂点をマークして。。。
マスキングテープに転写!
プラ板に貼って切り出します。
ガイドが完成!

ここまでは特に不安なく進みました。
同じ形の面が多いのであれば、やはりガイドは作った方が効率は上がります。

問題はこれの固定方法。

瞬間接着剤でやってみます。

瞬間接着剤の点付けで固定、という話を聞いた事があるのでやってみようと思います。

ガイドに文字通り点で接着剤をつけ、パーツに固定するやり方。
接着することでズレなくなるし、点でしか付けていないので剥がそうと思えばペリッと剥がれる、という話です。

いつもはテープで固定していたので試してみたかったこのやり方。
こちらも効率化できるかも?という期待を込めてやってみました。

はい!

これは。。。
意外と難しいかも。。。

写真は実は2度目のトライ。

1度目は点で付けた接着剤が少な過ぎたのか全く固定されず。
2度目はもう少し量を多くして再トライ!と思ったら位置がズレてしまい、そのまま固まってしまいました。

デザインナイフを隙間に差し込み、なんとか剥がせましたが、パーツ表面には接着剤の跡が。。。

うーん。テープで固定することにします。

という事でテープで固定してスジボリを入れていきます。
ガイドを貼ったままキサゲまで彫り進めます。
剥がしました。ここまで彫れていれば後はそこまで難しくありません。
表面は接着剤跡でボロボロですが。。。

ここからはもう一段難易度が上がります。
凸エッジに近い部分にもスジボリを追加。

ここに入れます。

敢えて難しい事をしなくても。。。
とは思いましたが、この後他のパーツで凸エッジスジボリを使っていく予定なので、熟練度を上げていこうと考えました。

はい。彫りました。

既存ディテールである四角い溝と良い感じに繋げるつもりでしたがなかなかうまくいかず。
まあこれはこれで良いので良しとします。

面を掃除して確認。

パーツ表面やスジボリの縁を掃除して確認しました。
大丈夫そうですね。

こちらを残り3面、やっていきます。

問題発生。

上の写真は失敗事例。
ガイドのプラ板がきっちり固定されていない状態で彫っていったところ、モールドがよれて分岐してしまいました。

こういう失敗は気付いた瞬間に修正すべきなのですが、なんとかリカバーしようとして傷を広げる結果に。

仕方ないので直します。

失敗部分を瞬間接着剤で埋めます。

ミスった部分に瞬間接着剤を塗り、硬化スプレーで固めました。
プラと接着剤だと硬さが違うため、スジボリは難しくなるのですが仕方ない。

もう一回ミスるとさらにリカバーが難しくなりそうなので慎重にやり直しました。

はい。直ったはず。

だいぶ見にくくて恐縮ですが、下側の先端の線がダブって見えるのが失敗の跡です。
接着剤が透明なので透けて見えていますが、塗装すればきれいになるはず。

ふくらはぎはこれで良いかなと。

はい。これでふくらはぎは完成です。

水平の面にもディテールを入れようかと思いましたが、なんとなくこれで十分な気がしてきたのでこれ以上はやめておきます。

スネ部分のディテール追加

続いてこちら。

スネ部分の青いパーツ。

こちら、合わせ目が出ないように考えられた構造。
もともと合わせ目をズラしてくれているので、こちらを段落ちモールド化してみようと思います。

まずは既存のモールドから。

整面処理でダルくなってしまったディテールをはっきりさせます。

キサゲで広げて
0.2mmでスジボリ。

まだ溝が残っていたのでケギキ針はスキップしてキサゲから。
広げたモールドを0.2mmのマイクロチゼルで彫りました。

ミスった線も入ってしまいましたがこんな感じ。

これだとまだ段落ち感がないのでさらに広げます。

0.3mm。

意外と難しいモールドの幅を広げる作業。

たった0.1mmの差ですが、モールドの幅は1.5倍になります。
そのままマイクロチゼルで彫ろうとしても刃が溝に入らずガイドの役目を果たしてくれません。

そのため、刃を若干斜めにしてなんとか溝に這わせつつ、少しずつ幅を広げていきます。

はい。広げました。

0.3mmにしたら大分印象が変わりました!
これなら段落ちモールドと言っても過言では無さそう。

それでは問題の逆側に移ります。

上の写真でも分かる通り、向かって右側のパーツのエッジがそのまま合わせ目になります。

いつものようにテープを貼ってケガキ針から。。。という作業ができません。

というわけで採用したのはこちら。

断面にプラ板を押し当ててガイドにします。

プラ板で壁を作り、その壁沿いを彫るというもの。

とにかくプラ板を密着させる事を意識して、初手からマイクロチゼル0.3mmで彫り始めました。

このように。

しっかりプラ板側に刃が沿っていれば幅も均等に保てるという算段。

逆にケガキ針などで始めてしまうと、ただただエッジを斜めに舐めていくだけになりかねないのでこの方法を採用しました。

特にこのプラ板は接着するわけでもなく、指で強めに押さえているだけです。

はい。彫れました。

なかなかうまく行きました。
エッジを舐める事なく、四角く削れています。

一応パーツを合わせて確認。

まあまあかな。

合わせた状態で左右を少し馴染ませて完了。
一応「段落ちモールド」ができる方法を理解しました。

とはいえ、このパーツは綺麗な平面だったのでなんとかなりましたが、もっと大きなパーツや長い段落ちモールドは難しそうです。

日々精進して熟練度を上げていこうと思います。

足首パーツのスジボリ

次はこちら。

足首のパーツです。

とりあえずデザインはこんな感じかな?とシャーペンで書き込みました。
やり過ぎかどうかのギリギリのライン。
まずは正面からトライしてみて、省けるところは省きます。

それでは早速テープを貼り込んで。。。

というところでタイムアップ!

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事はここまでとなります。

さらにペースが落ちてないか?というツッコミはごもっともでございまして、なかなか時間が使えていない状況が続いています。

タイムアップってなに?というところは〇〇週連続投稿のタイムアップ。
日曜日の24時が区切りなので、まさに日曜日の23時を過ぎたいま、すぐにアップしないと連続投稿が途切れてしまうという事情によるものです。

作業的にはスジボリ工程。
まだまだ本体がはじまったばかりですが、そんなにとんでもない時間はかけないつもりですので、気長に見守っていただけるとありがたいです。

というわけで次は脚部くらいは終わらせたい!
次回もよろしくお願いいたします。

ゼロから!
また会いましょう!

※後日編集※
続きはこちら

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