ドライトマト / 規格外野菜のトマトが乾燥野菜になるまで / OYAOYA
こんばんは、OYAOYAの小島です。
本日はこれから(夏ですが)収穫を迎えるトマトについてご紹介をします。
OYAOYAでは規格外野菜を取り扱っていますが、今までで一番、形が面白いなと思ったのがトマトです。
双子のトマト
この写真にある、双子のトマトはOYAOYAの素敵な絵を描かれる方が描いてくださったトマトです。
絵なので創作で描いたと思われる方もいると思いますが、実際に存在した規格外のトマトです。実物は以下。
こんなトマトあるんだ!初めて見た時は、そう感じました。
実は他にもたくさん種類があります。
規格外野菜についてはこちら
畑で形がバラバラのトマトを見ているとスーパーで並んでいる綺麗な丸が奇跡のように思えます。
スーパーやデパートなどの店頭に並ばず、街の日常では見かけない規格外の野菜たちには、ヒトに喩えるなら家族構成や家庭環境、その子の性格といった様々な事情により、見た目が整わないせいで規格をクリアできなかった、誰も知らないストーリーがあります。
農家さんにとっては規格外の野菜も、手塩にかけて育てる手間は同じです。いざ収穫のときを迎えてみたら、形や大きさなどが不揃いだったというだけで、味そのものに変わりはありませんから、おいしい野菜がほとんどなんです。
アップサイクルして乾燥野菜に
そんな規格外野菜が捨てられるのは勿体無い。
そう思い、OYAOYAは半年間日持ちがする乾燥野菜にしているのですが、トマトって乾燥させるとどうなるの?
ドライトマトは旨味がすごい!
乾燥させることで、トマトの持っている旨味をギュッと詰め込むので味噌汁に入れると美味しい出汁がたっぷり溢れる。
さらにそのまま食べると、もぐもぐじゅわり。。。。と酸味と甘みが口の中いっぱいに広がります。
ドライトマトの紹介は次回します。
HPでも紹介はしています。
ドライトマトの作り方
では規格外のトマトをどうやって乾燥させているのかご紹介します。
トマトは鮮度が命なので、収穫して規格外のものはすぐに乾燥させるようにしています。
工程はシンプルで
1.綺麗に洗い流す
2.ちょうど良い大きさにスライス
3.綺麗に並べる
4.乾燥
ドライトマトは半生のしっとりしたものは、腐りそう。
パリパリのは味気ない。
そう思い、OYAOYAでは中間の"もぐもぐ"食感で、食べるとドライなのにみずみずしい!を実現しています。
乾燥野菜は旨味がぎゅっと凝縮される分、土や堆肥、栽培方法といった農家さんのこだわりによって味に違いが出て、野菜のおいしさを再発見する、畑の新しいご馳走なんです。
乾燥野菜にふさわしい規格外野菜
規格外の野菜こそ、実は乾燥野菜の主役にふさわしくて、
童話『みにくいアヒルの子』のようなハッピーエンドが似合う、
農業と食卓のおいしい!を耕す存在なのかもしれません。
次回は、ドライトマトを使ったレシピなどをご紹介していきます!
乾燥野菜の魅力
日本では古くから干し野菜をはじめとした日持ちがする乾物のある食文化でした。便利に使えるのはもちろんですが、乾燥野菜にしか出せない味わいがあるのも特徴的です。
現代では乾燥野菜が早く戻ることを目的にブドウ糖などを使用しているものもありますが、乾燥野菜にしか出せない味わいを楽しむという観点ではブドウ糖不使用のものを選ぶことで、料理の味が崩れずに野菜本来の味わいを楽しむことができます。
OYAOYA | 規格外野菜を使った乾燥野菜
京都産のこだわって栽培された野菜のみを使い、乾燥野菜にしたのがOYAOYAです。
規格から外れていない野菜は通常流通し、規格外で行き場のない野菜を農家さんから買取り、乾燥させて乾燥野菜にしています。
おいしい!を耕そう。をコンセプトに、OYAOYAは乾燥野菜の美味しい使い方を発見し、農業の新しいカタチを実現することでフードロスの削減と農業の存続に取り組みます。
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