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10億円あったら何をする?

以前10億円あったら何をするかという会話をした際に、私は好きなこと(世界中を旅する等)以外使い道が分からず貯金と運用すると答えました。昔はお金持ちになりたいという思いがあったはずなのにお金持ちになった先のことが全然思い浮かびませんでした。想像以上に豪邸や高級車などといったお金持ちの象徴といった感じのものの優先順位が低かったです。お金が余ったからそこに使うというぐらいの感覚になり、モノから経験ややりがいの時代と言われていることが身に染みました。お金持ちになってそういうモノにお金を使えるようになれば本当の良さが分かるとは思いますが、必要性という面では優先順位は高くはないです。世の中には便利なモノが溢れ、そのモノの役割を果たすことは安易にできます。例えば車は動けば役割を十分に果たしていると私は考えており、それ以上はただの贅沢、見栄だと考えています。免許を取った際にはSUVが欲しいと思っていたのですが、正直今では軽自動車でも十分と考えている節があります。モノの性能の基準値が上がった今、モノに対して必要な機能以上の価値を見いだせなくなってしまいました。

このようなことを言うと冷めてる、欲がない、さとり世代とか言われると思いますが、お金を使いたくないわけではありません。旅行や高級なホテル、食事などにはお金を是非使ってみたいです。

何が言いたいかというと幸せの基準値が低いと生きやすくなると言うことです。税金が上がる、平均給与が上がらないという問題はありますが日常を快適に過ごすために見栄えを意識したお金の使い方は必要ではないです。味気ないと思う気持ちも分かります。モノにお金を使うなと言っているのではなく、もしソーシャルメディアで可視化された見栄えや理想と現実のギャップに翻弄されているならまずは目の前の幸せを整えてから自分の欲しいものに向けて頑張ってみてはいかかでしょうか。

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