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高3の進路選択

最近、大学生の間でインターンシップが盛んですよね。その中にはバリバリ働く人もいます。日本の場合、インターンでの仕事と大学での専攻が結びつかない人は結構いると思うのですがそういう人は高校出た後にインターンみたいな形のポジションで働くことはできないのかなと思いました。大学の専攻が全て仕事と結びつく必要はないと思うが、大学最低限、インターンに全力投球みたいな人を見るとそっちに全振りした方が良いのではないかと思うことがあります。新卒採用制度と大卒の資格がいる仕組み上、そうなるのは仕方がないの承知しています。ただ、このようにインターンが盛んになるのなら海外のように専攻とインターンが就職の際に評価される仕組みをもっと周知させた方が良いのではないかと思いました。せっかく大学に行くのなら費用対効果を最大限高める方法を全員が共有すべきだと思います。

正直、高校生の段階で将来の仕事を踏まえて専攻を選ぶのは難しいと思います。高校、特に進学校では大学に入ることが重視されている教育が行われています。さらに、教員自身も社会人として学校以外の一般社会で働いた経験のある人は多くないのでこのような視点から進路指導をするのは難しいと思います。進路指導で外部から来るのは大体はベネッセなど受験を生業にしてる企業だけの場合が多いと思います。もし、今私が高校3年生に戻れるなら1,2年ギャップイヤーを取り、何か気になることをしてみるということを選択肢に入れたいです。一度、学校という組織から離れることで将来について色々な視点から考えることが出来ると思います。本当の目標から逆算する考え方は受験があると身につけづらいのではないかと思いました。個人的に特定の大学に入るために違う種類の学部学科を片っ端から受けるのは疑問があります。

大学の価値が議論されることがありますが根本的な要因は学生が勉強をしないことではなく、社会の仕組みだと思います。もっと学生が意義を持って大学、専門学校に行くという選択肢を取れるようになる社会の仕組みが必要だと思います。将来何したいか分からないからとりあえず何かやってみるというのを大学に入る前にやっても良いと思います。実際、大学を休学して時間を取って何かにトライしている人もいます。高卒と大学生がインターンとして働いたところで根本的な能力は大きくは変わらないと思うので高卒でインターンのような形で働くことがクローズアップされてもよいのではないでしょうか。私は高校生の時インターンシップやギャップイヤーなど知らなかったので高校生にはこのような存在をしってもらいたいです。

終身雇用が終わり、ジョブ型雇用が主流になるなら専門性はとても大切です。社会の仕組みが変わるのならばそれに応じて学校の教育システム、特に進路指導も変えていかなくては進路選択のミスマッチが起きてしまいます。今振り返れば高校では大学に行くことばかりが進路の話題に上がっていたが逆に進路の選択肢を狭めているのではないかと思いました。大学に入ることではなく、大学に入ることで何ができるかをもっと教えて欲しかったなと思います。


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