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夏休みはおうちカキ氷を楽しもう!お好きな果物でオリジナルのシロップが作れます

我が家の夏のおやつ、それはカキ氷。

箱入りアイスを買うこともありますが、毎日だとなかなか大変ですよね…

カキ氷ならカキ氷機と冷凍庫にある氷、シロップがあれば食べ放題!

市販のカキ氷シロップは無果汁で香料と着色料で風味付けしたものがほとんどですが、お好きな果物と砂糖で専門店のような果実感たっぷりのシロップが作れます。

それぞれ簡単な作り方もご紹介しますね。
※2021.08.06 更新


生マンゴー

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完熟マンゴーはそのまま食べるのが1番ですが、熟し過ぎてしまったり、見切品がお手頃だった時におススメなのが、こちら。

マンゴーを3枚おろしにして、タネの周りや熟し過ぎてやわやわになってしまった部分をブレンダーにかけるか裏ごしして、砂糖とレモン果汁で味を整えます。果肉はスプーンに乗せやすい大きさにカットして贅沢に乗せました。


生メロン

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メロン1/4個を贅沢に使用。
1/8個をブレンダーかけて砂糖とレモン果汁でシロップに、残り1/8個をカットして乗せましたー。

シロップ部分はマンゴーと同じ作り方です。
果物そのまま食べて甘くても、氷に乗せると薄まるのでしっかり甘さを足しておくのがポイントです。


生スイカ

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スイカをブレンダーにかけて砂糖と僅かな塩でシロップにしました。

果肉は小さめにカットしてタネが入らないように選り分けます。
タネに見立てて振ってある粒々はカカオニブ。
苦味といい食感といいリアリティあって、カカオの香りも意外と合うんです。
(2021.08.06 更新)


生雪白パイナップル

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台湾産のめっちゃ甘い白いパイナップル1/4カットの半分をピュレにして甘さを加え、残りを小さめにカットした果肉を山盛り乗せました。
パイナップルはしっかり酸味があるので砂糖で味を強めてあげるだけで濃厚なシロップになります。

生なので、たくさんかけ過ぎると口の中がピリピリします(パイナップルの酵素による)のでご注意下さい。


生ぶどう(ブラックビート)

丁寧に皮をむいた小粒の紫黒系ぶどうのブラックビートをハンドブレンダーでピュレにして砂糖で味を強めてシロップにしました。

シロップの上には皮をむいた果肉をゴロゴロ乗せました。


生デラウェア

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盛夏から晩夏にかけて手頃なフルーツと言えばデラウェア!
少し面倒ですが、プチプチと皮をむいてボウルに入れ、こちらも砂糖とレモン果汁で好みの甘さや味に調節します。
レモン果汁を入れるのは、砂糖を入れてぼやけてしまった味にキリッとした酸味で輪郭をつけてくれるからです。


生グレープフルーツ

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夏場は手頃な果物が少ないので通年安定した価格で手に入るグレープフルーツはありがたい存在です。爽やかな香りとほの苦さのある酸味がスッキリして美味しいです。

グレープフルーツの皮をむいて、またはカットし、一晩シロップ漬けしておいたものです。シロップがなければ砂糖漬けでもOK。果汁と混ざったシロップを氷にかけてから果肉を乗せます。


あんず

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旬の短いあんず、見つけたら即買いです。
あんずの甘い香りと丸みのある酸味、食感がカキ氷によく合います。

タネを除いて重さを計ったら、半量の砂糖をからめて水分を出してから軽く加熱して煮詰めずゆるいコンフィチュールにしたものをかけました。


いちご

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いちごの時期に毎年作る非加熱のシロップです。
母が私が子供の頃毎年作ってくれた夏の味。

だんだん砂糖を増やしてエキスを抽出するので、フレッシュな香りと上品ないちご味のシロップです。レシピはこちら↓


濃厚いちご

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いちごをピュレにした濃厚なシロップ、と言うよりいちごソース。
いちごと砂糖とレモン果汁で作りました。
水も使わないし、もちろん無着色でこの色です。
(春に作って冷凍しておいたもの)

詳しい作り方は↓コチラをご覧下さいませ。


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そのまま食べるのが1番なのは桃も同じですが、追熟しても柔らかくならない桃があったら是非!

あんずと同様に果実の半量と不織布に入れた皮とレモン果汁を入れて火にかけると皮の色が移ってきれいな色になります。
果肉をゴロゴロ残しても、ブレンダーにかけてピュレにしても。お好みでどうぞ。


スパイス梅

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料理家・今井真実さんの完熟梅の「スパイス砂糖漬け」をカキ氷に。

レシピを拝見して「コレは!」とすぐに作りました。ちょうど実家から梅が届いたばかりの最高のタイミングでした。

追熟していたら少し傷んでしまったので、レシピでは生のままですが写真は加熱しています。


柚子と金柑のジュレ

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きゅん!とした酸味と爽やかな香り、ほのかな苦味がスッキリして美味しいです。
ジュレだからシロップよりも氷との馴染みが良いのかもしれません。(冬に作ったものです)

柚子と金柑の果汁に半量の砂糖、不織布に入れたタネと薄皮を一緒に煮詰めるとペクチンの作用で冷めるとゲル化します。
ジャムほどしっかり固まらないゆるゆるのジュレです。ナパージュ代わりにも使えそうです。


パープルクイーン(梅)

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毎年作る定番の梅シロップもあってもちろんそれもおすすめですが、こちらはパープルクイーンと言う紫色の小梅を使ったシロップです。色が可愛いですよね。

軽く水洗いしてヘタを取り、丁寧に水気を拭き取った後、冷凍し半量の砂糖や氷砂糖で漬けて時々混ぜながら3〜4日待ってシロップを作ります。


りんご

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薄切りしたりんごを半量の砂糖に漬けておくと果汁が出てきてシロップになります。(ほとんどの果物でできます)

ほんのりりんごの香りがして優しい甘さです。


アメリカンチェリー

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アメリカンチェリーが大好きなのでシロップを作ってみました。
モスタルダというりんごの生コンフィチュールの作り方をもとに、軽く洗ってヘタを取ってから丁寧に水気を拭き取ったアメリカンチェリーのタネを取り、砂糖漬けにして出た水分だけを煮詰めて戻す、と言う方法で作りました。

結論としては果肉部分の水分が出来上がってからもどんどん抜けて食感が悪くなってしまったので、普通に加熱してコンフィチュールにした方が良かったです。


キャラメルバナナ

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えっ!と意外に思われるかもしれませんが、意外とサッパリして美味しいのがバナナです。
そのままだともったりしてちょっと野暮ったいので、カラメリゼして香ばしさとほろ苦さをプラス。

小鍋に白砂糖と少量の水を入れて火にかけ、カラメルを作り、輪切りのバナナを入れて火を止め、とろっとするまで混ぜて冷まします。
思ったより少なかったので冷めてから追いバナナしましたー。


新生姜

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ジンジャーエール用に毎年作る新生姜シロップもカキ氷に最適です!ピリッとした刺激と甘さがクセになります。市販のジンジャーシロップでも良いのですが、モノによって辛味が強いものもあるので、お好みでどうぞ。

レシピはこちら↓


ピスタチオ

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果物だけではなく、他のものも意外とカキ氷シロップに使えます。大好きなピスタチオをカキ氷にしました。

今回は成城石井のピスタチオスプレッドを牛乳でゆるめました。暑いととろとろのペースト状になっていますが油脂分が多いので、そのまま氷にかけると固まってしまうので、牛乳や豆乳などの油脂分を含んだ液体で伸ばすのがおすすめです。
同様の方法で練りごまなどもカキ氷に出来ますよ。


玉露

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宇治金時などのお茶系カキ氷も美味しいですよね!
最近はスーパーなどで色々な粉末茶葉が市販されているのでそちらを使えば簡単にお茶シロップが作れます。

玉露パウダーを少量のお湯で溶いて、好みの甘さまでシロップで伸ばすか、砂糖と水を入れて味を調整します。


焙じ茶

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焙じ茶の香ばしい香りと味がサッパリして甘いものが苦手な方でも食べやすいカキ氷です。

玉露氷と同様に、市販の焙じ茶パウダーを使って作りました。お茶系カキ氷は練乳や白玉、あんことの相性も良いのでトッピングを色々揃えるのも楽しいですね。


シロップ作りのポイント

果物を使ったシロップをいくつか紹介していますが、生のものと加熱したものがありました。
お気付きになられましたか?

生か加熱かの違いは、カットフルーツで売っているかいないか、と考えて頂けるとわかりやすいかなと思います。
皮をむいたりカットしてしまうと色がわるくなったり傷みやすいもの、生で食べにくいものは加熱しています。


おまけ:カキ氷機の選び方

カキ氷は簡単な手動のものから本格的なものまで色々ありますが、収納場所や使い勝手で気に入ったものが見つかると良いですね。

おススメは「バラ氷対応」の機種です。
バラ氷とは、ご家庭の冷蔵庫の製氷機能で勝手に作ってくれるあの氷のこと。バラ氷が使えればいつでもカキ氷が食べられますが、専用カップで大きな氷を作るタイプだと食べたい時にすぐに食べられるとも限らないですし、お子さんがいるなら特にバラ氷がおすすめです。

専用カップを使うタイプはふわふわに削れたり、冷凍果物対応だったりと本格的で高価なものが多いですが、それぞれの使い方に合ったものを選ばれるとよろしいかと。


まだまだ暑い日は続きますが、おうちカキ氷で楽しく乗り切れましたら幸いです。
是非お試し下さい!

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!