文法学習:細かいことが気になる人へ
英語などの文法を学んでいるときに、いろいろと細かいことが気になる人がいます。こういう人を「センスが悪い。英語の決まり事を素直に受け入れろ!」と一蹴するのは簡単です。しかし、細かいことが気になる人は知的好奇心が旺盛な人と見ることもできます。知的好奇心に満ちあふれている人の興味の芽を摘み取ってしまうようなことばの学びになってしまうのは残念なことです。
世の中には、ことばに対する知的好奇心で仕事をしている人もいます。言語学者です。最近は、言語研究の最先端にいる言語学者の先生方が一般学習者向けの本を書いていることもめずらしくありません。細かいことが気になる人は、そうした本を手に取ってみるとよいでしょう。
また、文法を教える先生は、専門書を読んで言語学の研究成果に触れています。細かいことが気になる人は、そうした先生との対話を通して文法に対する理解を深めていくこともできます。先生に質問に答えてもらうというよりは、先生と語り合うというやり方のほうがいいかもしれません。
気になってしまったものに、気にするなというほうが無理な話です。小さな疑問を大切に学んでいきましょう。
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