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英文法学習:ひとりでできるかどうかの目安

今回は英文法学習の話です。以前から持田のnoteでも紹介している方法のうち、もっとも「強い」方法は次の通りです。

  1. 複数の文法書を読み込み、文法知識を理解する。

  2. 文法書にある例文は声出しと筆写によって暗記する。

  3. 例文集で英文和訳・和文英訳を行う。

この3つの活動の中で、日英語の違いに気づいたりしながら、文法を形式、意味、場面や文脈の中での使い方という3つの観点から学んでいきます。

3つの活動のうち、2.と3.はひとりでやっても苦ではないでしょう。特に2.に関しては自分でやらないと意味がないですし、もし指導者についてもらう場合はこのプロセスを管理し、支援することが教える側の役割となります。この覚えるときの方法は、声だし(音読→表現読み→暗誦)と、筆写(筆写→暗写)の2つで、これにいくつかの補助的な方法が加わります。

声だしはまず、1つ1つの語句の発音と文のリズムを意識して音読します。次にこの文はどのような場面でどのような意図で語っているのだろうかと考えながら音読していきます。この過程で単なる棒読みから表現読みに移行していきます。例文に魂を込めるといってもよいでしょう。これらを繰り返していきながら、暗誦できるようにしていきます。

筆写はまず、もとの文を見ながら書き写していきます。そのときに理解した英文のしくみを確認しながら、つまり英文をよく観察しながら書き写していきます。この作業は声だしと並行して行っていきます。すると次第にもとの英文を見なくても書けるようになっていきます。これが暗写です。3.にはこの成果を確認するという目的もあります。

こうした2.や3.と比べて、1.は一人ではつらいと感じる人も多いと思います。そのような場合、「読書会」を開くことをお勧めします。同じ文法書を読み込んでいる仲間数人であれこれ疑問点を出し合い、みんなで話して解決しながら勉強していくのです。この場に先生がいて、助言をもらいながら読んでいくのもよいですが、学習者だけで集まっても十分やっていけます。「急がば回れ」で難しいと感じた時はじっくりと時間をかけて話をしていけばよいのです。

こうして仲間同士で話しあって得られた理解は、教師の解説によって得られた理解よりも記憶に残りやすいので、その後の例文暗記や英文和訳・和文英訳にスムーズに進めていけます。是非お試しください。

もし、ここで紹介している一連のプロセスを指導者についてもらって取り組みたいとお考えの方は、持田の個別指導もご利用いただけます。是非お問い合わせください。


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