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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2022年5月の記事一覧

中村慎太郎はアンチ山雅で長野パルセイロの味方なのか?!町田は独立して県になるべき!!など。『すたすたぐるぐる』公開作戦会議!!@高円寺kiten!!

 こんにちは、長野パルセイロサポーターの……。ではないですけど、中村慎太郎です。どうも、山雅サポの中では「あいつは長野よりだから」という人がいるようです。 『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』まだの方はこちらから!!  6月9日(木)のイベント@高円寺へのお申し込みはこちらから!  ぼくは東京の人間なので、長野寄りも、松本寄りもないのですが、実は『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』については、明瞭に役割を分けています。    長野について書く

OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.11 須羽リセル

毎月1度のお楽しみ、OWL magazine選手名鑑の時間がやってまいりました。 このOWL magazine選手名鑑は、マガジンメンバーのパーソナリティを掘り下げながら過去の記事を振り返っていく記事です。最近マガジンを知った方には昔の記事を読んでもらうきっかけに、以前から購読頂いている皆様にはより作者の人となりを知ってもらおうという趣旨の月一企画になっています。 OWL magazineメンバーにはあらかじめたくさんの質問事項に答えてもらっています。その中から11個をピ

山雅が観たくて生きている。いちサポーターの私が、松本山雅FCで救われた話

まずはお知らせをいたします。 信州のフットボールを追いかけて、OWL magazineの皆が旅をした本が、いよいよ発売されました。 「埼玉編」に続くのは「長野編」ではなく、「信州編」。 そんなところにも、こだわっています。 他県の方々からは United States of 信州 などと揶揄され、地域で全く文化の異なる、我らが長野県。 その魅力が、どこか一ヶ所に偏ることなく伝わるように、OWL magazineの著者陣が丁寧に編んだ19編を収録しています。 私、薄荷(は

ヴィッセル神戸のクラブ名称、誕生ストーリー。高校生で有識者会議に参加した時のお話。

 5月15日、「あいつらには絶対に負けられない」という魂を込めた手拍子が鳴り止まなかった信州ダービー。  たとえ苦しい試合展開が続いても、必ずピンチを切り抜けると選手も同じように信じる勇気を与える。  試合終了のホイッスルが鳴るまで戦う勇気を持って選手は走ることができたのは、12番目の選手であるサポーターの存在があってこそです。  第三者ではなく当事者として、選手と共に戦うサポーターの姿をDAZNで見ながら、僕はサポーターっていいなと思いました。  兵庫県神戸市出身で

突発・居酒屋バッカス【OWL magazine読者限定】

 中村慎太郎です。  本日は、豊田選手による「すごい記事」が出ますが、それとは別に突発飲みのお誘いです。購読者限定なので有料部分に記します。突発なので明日です。  詳細、以下。すたすたぐるぐる信州編・埼玉編の著者も何人か来るので制作秘話など聞き放題となっております。あ、新編集長も来ます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【信州ダービー】魂のぶつかり合い

信州ダービー。 それは魂と魂のぶつかり合い。 5月15日。 AC長野パルセイロvs松本山雅FC 長野出身の私にとって、地元長野県の2チームが戦う最高のダービー。 1万3244人。 いつもは約3000人を動員しているここ、長野Uスタジアムに、1万人を超えるファン・サポーターが集まりました。 J3でこれほどの集客をしている試合を見た事があるでしょうか。 同じ週末に行われたJ1、J2リーグを含めた全ての試合の中でも、1万3244人という数字は、埼スタ、豊田、神戸、等々

【新・蹴日本紀行】おんせん県でのフットボール旅と2002年の記憶<別府〜日田篇>

 今週は「旅への回帰」を宣言しているOWL magazineに敬意を表し、連載中の「ライターなるには日記」をお休みして、GW中に訪れた大分県の旅について綴ることにしたい。題して『新・蹴日本紀行』。そのオリジナルは、こちら。  このGW中、本書と一緒にフットボール観戦をされていた方もいらっしゃったようだ。ありがたい話である。まだご覧になっていない方は、Vtuberの冬原そのさんによる素晴らしい動画レビューをご覧いただきたい。  さて、今回の大分の旅は、2つの目的があった。ま

【OWLオムニバス】わたしが見た最高のダービー

みなさま、こんにちは。 登山とサッカーと変なものを愛する(『すたすたぐるぐる 信州編』著者紹介より)Harakoです。 今月からオムニバス担当となりました。 どうぞよろしくお願いします。 24日の発売まで残すところ数日となった信州編。 ご注文お待ちしております! 買った買った! 信州といえば2週連続で信州ダービーが開催され、Jリーグ界隈が盛り上がっていますね。 というわけで、今月のオムニバス記事のテーマは「ダービー」です。 何らかの共通点をもつチーム同士の対戦をさす、

「好き」が重なり合う空間~ジャニーズ大好き女子がサポーターになるまで~

「けんちゃんって本当にサッカー好きだよね」 彼女が呆れたような顔と諦めたような口調で言う。 今でこそぼくと一緒にNACK5スタジアム大宮の手すりをつかみながらぴょんぴょんと飛び跳ねている彼女だが、付き合い始めた頃は全くサッカーに興味がなかった。 週末のデート先にスタジアムを提示し続けるぼく。せっかく週末に彼女の家に行ってもDAZNと2時間にらめっこし、ときたま奇声を上げるぼく。彼女の心がぼくから離れ始めていることをはっきりと感じ始めていた、付き合い始めて最初の春。 と

大山からのレモンガススタジアム!信州ダービーにも繋がる謎の書籍企画を大公開!

 新幹線あさまの中で書いています。降りるまでに書き終える!!そして、なからで飲む!!長野パルセイロカラーで埋め尽くされたサポ御用達のお店です。長野駅から徒歩3分くらい。松本山雅サポにも是非突撃してほしい。  OWL magazine代表の中村慎太郎です。twitter、Youtube(ラジオ。ながら作業の相棒として最強との評判です!是非チャンネル登録を!!)。  はい。  最近OWL magazineが凄い勢いで成長しています。ちょっと前までは、強く言うと萎えがちなナイ

それはきっと不名誉であるが、誉れ高き称号―最高のセカンドGK・金山隼樹(ファジアーノ岡山)という男―

GK。 それは、サッカーで唯一手を使うことができ、一つしかないレギュラーGKの椅子を複数人で争う特殊なポジションです。 しかもケガなど不測の事態がない限り、試合途中の交代もまずありません。一人の選手が一度スタメンに定着すると、なかなかその座が譲られることはありません。 その中で、試合のベンチに座るセカンド(第2)GKは、複雑な立場です。 レギュラーGKにとっては、最大のライバルとして立ちふさがらなくてはいけない反面、良きフォロワーとしての役割も求められます。 この記

【新・蹴日本紀行】おんせん県でのフットボール旅と2002年の記憶<大分〜別府篇>

 3年ぶりに行動制限なしとなった今年のGW、皆さんはどう過ごされただろうか? 私は取材のため、久々に大分県を巡っていた。今年は2002年のワールドカップ日韓大会開催から20年。あの大会が開催地やキャンプ地となった地域に、どのようなレガシーを残したのかを取材する旅である。  OWL magazineが「旅への回帰」を宣言しているのに合わせて、私のほうも今月は「ライターなるには日記」をお休みして、久々に旅の物語を綴ることにしたい。題して『新・蹴日本紀行』。そのオリジナルは、こち

3年間の辛い推し活を乗り越えて。苦悩と葛藤と後悔、そして歓喜の記録

「推しが辛い時こそ応援しなきゃ!」  この言葉が綺麗事に聞こえた。  2019年に大卒ルーキーとしてヴァンフォーレ甲府に加入した小林岩魚選手を推して、私は今年で4年目になる。  岩魚選手のプロ生活は、本人にとっても悔しい思いをした時期が大半を占めるだろう。  岩魚選手を推してきた私にとっても、推し活の大半は辛いことの方が多かった。  なかなか日の目を見ない推しを推す苦しみ。  推しを諦めきれない辛さ。  一筋縄ではいかない推し活のリアルをここに綴る。 「いらないので

GWを利用したあるアウェイ旅の記録(2008年5月3~4日にかけて)【Short Letter】

本日のOWL magazineの記事は、ガイナーレ鳥取やSC鳥取ドリームス、湘南ベルマーレ、ポルセイド浜田などを愛好中のKAZZさんからの寄稿でお送りさせていただきます。 前にも似たようなのを書いているが、今回はその、言わばOWL magazine向け再構成版とお思いいただければ良いと思う。 スタート 2008年5月3日に、それは何の前触れもなく決行された。 だいたいきっかけはほぼ突然だ。この時だってそう。 たまには自発的にアウェイに行ってみよう。 そんなことを藪