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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2020年2月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2020年2月

OWL magazine 2020年2月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめにJリーグ開幕!の喜びもつかの間、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月15日までの公式戦の延期が決まりました。25日に行われた村井チェアマンの会見は、宇都宮徹壱さんがアップして下さった無料動画で

2020年のコロナパニックと2011年の震災の記憶〜ちょんまげ隊長ツンさんとゆく東北の旅

 Jリーグのすべての公式戦延期が決定した最初の週末、サッカーファンの皆さんはどのようにお過ごしであろうか。試合は行われず、よって遠征にも行けない。「旅とサッカー」をメインテーマとするOWL Magazineにとっても、かなり手痛いダメージである。  今般の危機的な状況に接して思い出すのが、9年前に発生した東日本大震災後に経験した、何とも言えぬ閉塞感である。大地震による津波被害と原発事故に加え、その後も頻発する余震と計画停電、そしてこちらのCMがトラウマとなった方も少なくない

コロナウィルスに揺れるサッカー界隈について、ミーティングのついでにゆるく語ってみた。

中村:澤野さん!今回から司会して! 澤野:ええ?私がですか……?!そんないきなり……。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 澤野雅之 編集長。横浜FCサポ。最近悠々自適度が高い。 中村慎太郎 主筆。FC東京サポ。最近、研修ラッシュで消耗している。 円子文佳 飲み会出席率最高クラス。柏サポ。 五十嵐メイ 鹿島サポ。ラーメンサポ。実は脳味噌まで筋肉で出来ている。 澤野雅之(以下、澤野):というわけで、今回は司会をしてみます。編集長の澤野です。皆さんよろしくお願いします。さ

【無料記事】元書店員が「旅とサッカーのマガジン」の編集長になってかなえたい夢

旅とサッカーを紡ぐ『OWL magazine』にて、創刊1年目に話題となった記事をピックアップして無料で提供する試みです。 今回ご紹介するのは、2019年2月2日に掲載された、編集長である私の所信表明記事。全文無料です。どうぞお楽しみください。 自分としてはたった1年前なのに懐かしい文章ですね。屋下えまからは優しいコメントをもらいました。 とにかくお風呂での話は、何度読んでもじーんとします。心あらわれたいときに読むといいやつ。間違いない。 中村慎太郎からは、「これから

FC今治が嫌い疑惑のロック総統に、J昇格を目指すクラブがJFLとどうやって付き合うべきかを聞いてみた。

ふと思いついた。 ロック総統はFC今治が嫌いなんじゃないかって。だって、ロック総統はJリーグにあがることを第一目標に掲げるクラブのことを「Jリーグ原理主義」と言って、地域密着の理念の悪例としてあげているのだ。 この疑問をロック総統にぶつけてみたらどうなるんだろうか。という1フレーズから始まった鼎談記事なのであーる。 写真協力  トップ画像:カメラ係&FC今治@英治(Twitter) 今治の超有名店、二宮かまぼこの看板美人娘(性格もとても良い) モグ様(左側、Twitte

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今だからこそ、頭の中で旅をする ~もし南葛SCを追いかけて、東京でサッカー旅をしたなら~

旅に行けなくなった。 2月21日にJリーグの新シーズンが開幕しました。 しかしその後、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、Jリーグは3月15日までのすべての公式戦の延期を決定しました。今後の状況もまだ不透明です。 ・旅先がない!僕は柏レイソルを応援しています。去年のJ2ではアウェイほぼ全会場に行きました。(岡山だけ平日開催だったので行けませんでした) 柏は昨年はJ2でしたが、1年でJ1に復帰しました。それは喜ばしいことですが、J1だと行き慣れていたり大都市が多かった

【無料記事】小さなフクロウくんの旅立ち 〜Project OWL〜

編集長の澤野です。『OWL magazine』はおかげさまで一周年を迎えました。2年目の刊行にあたり、創刊1年目において話題となった記事をピックアップして無料で提供する試みを始めます。 今回ご紹介するのは、2019年2月1日に掲載された『OWL magazine』の旅立ちの記事。全てはここから始まりました。全文無料です。どうぞお楽しみください。 OWLはOur World Leagueの略、というのをご存知でしたか?創刊前にOWLのメンバーでタイトル案を持ち寄って決めたの

「喋れて初めて普通」 日本人GKの僕が海外1年目に英語圏を選択した戦略的理由。

こんにちは。トミです。 OWL magazineでは3度目の寄稿になりますが、サッカー選手であると同時にサッカーと旅する生粋のサッカー人として記事を執筆させていただいております。 現在は海外4年目で、スペインの最南端に隣接するイギリス領ジブラルタルという土地でフットボーラーをしています。 19歳だった海外1年目にニュージーランドでプレーをしました。 選手として活躍するために戦略的に渡航する国を選択した経緯があります。 その理由を今回語って行きますので、海外でプレーしたい

過去と未来に思いを馳せる「記憶の旅」〜4年ぶりの岡山取材に寄せて

 今年の始動は、例年になく遅かった──。  元日の天皇杯決勝を取材して以降、高校選手権の現場にもキャンプ地にも行かず、1月はずっと東京でくすぶっていた。その後、2月8日に開催されたゼロックスまで、ずっと取材現場とはご無沙汰。企画していた案件もことごとく流れてしまい、今年最初の地方取材となったのが、2月18日と19日の岡山取材であった。  もっとも今回の岡山取材は、OWL Magazineで言うところの「旅とフットボール」とはほど遠いものであった。今回の取材対象はファジアーノ

砂漠の国から、不幸の手紙。

旅行の時、自由に使える車があると便利でいいですよね。小回りが利いて、思い付きでどこでも好きなところに行けます。 しかし、車の移動には渋滞のため時間が読めなかったり、事故などの危険も伴ったりというリスクもあります。 「思うに自動車という機械は便利なものだが、誰も彼もが乗るから道路が混雑してしまう」(吸血鬼・120歳) 「必要もない連中が車に乗るからだ!!馬鹿どもに車を与えるなっ!!」(美食家・68歳) 今回はそんな、車にまつわる旅行の不幸な話です。 ・エクストリームな

「審判批評」石井紘人さんをJサポが突撃取材 ②VAR時代のサッカーの楽しみ方

浦和レッズサポーターのほりけんです。いよいよ今週、Jリーグが開幕。サッカーのある週末が戻ってきますね。 今季の注目点のひとつは、間違いなくVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でしょう。 今回は、前回に引き続き、「審判批評」でお馴染みのジャーナリスト石井紘人さんをお迎えし、VARについてたっぷりお話を伺いました。 石井紘人(いしい・はやと) Twitter: @targma_fbrj ▼自身のサイトは『週刊審判批評』。株式会社ダブルインフィニティ代表取締役でもあり、

フクロウの魂についての考察と、第一回「おいでよ!フクロウの森」池袋スポーツ居酒屋バッカス!

OWL magazineの中村慎太郎であります。 正直言ってここのところうまくいっていない。というのも、オフシーズンのハンドリングが想像よりも難しかったからだ。オフシーズンは、サッカーのコンテンツが少ないからチャンスではないか!などと言っていたのが嘘のようで、旅のコンテンツを作るのに非常に苦労した。 読者からもオフシーズンはちょっと元気がないねという声が寄せられることもあり、うーん、ちょっとまずいなぁとは思うものの、どうしたものかと思いあぐねていた。 ただ、OWL ma

サンガスタジアム by KYOCERAのこけら落とし試合を観て、関西サッカー界の20年を思う

私はかつて関西に住んでいました。2000年代初頭です。 その頃は、関東に比べると関西のサッカー熱は弱く、関西と言えば野球、特に阪神タイガースというような感じでした。あくまで印象ですけど。 風向きが変わったな、と思うのはガンバ大阪が優勝した2005年頃からでしょうか。2002年日韓W杯で一瞬サッカー人気が沸騰したものの、翌年になると少しトーンダウン。 サッカー熱が冷めかけたところで、ガンバ大阪がリーグ優勝しました。 セレッソ大阪も優勝争いをし、カップ戦を制するなど活躍。

「好きな背番号」についてみんなで書いてみよう !

先月スタートした新企画、みんなでオムニバス形式の記事を書いてみよう!の第二弾です。今回のテーマは「好きな背番号」です。 「OWL magazine」がスタートして1年が経ちました。ここまでは5000字ぐらいの記事がベースラインになっています。読みごたえはあると自負しているのですが、読むのも書くのも大変という意見も一部から聞かれます。特に書く方に関してハードルを下げたい気持ちもあるので、オムニバスについては1000字程度を推奨しています。何か表現したい!という方はご相談くださ