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『プロレス』って、なんなんだ?

一時は、賑わした『プロレスやろうぜ!』論争。

消費が早い時代で、もう何もなかったかの様になっている。

だが、今週の週刊プロレスで、鈴木秀樹選手・ジュリア選手のコラム。

天龍源一郎さんもインタビューで触れられていた。

嬉しかった。

あの件を何もなかった事にしたら、もうお終いだ。

と、思っていたから。

僕は会場で観戦していた。

だからって訳じゃないけど、あのリング上のレスラーの皆さんが 何もアクションしないのが信じられなかった。

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樋口選手も稲村選手も、ずっと突っ立ってるだけ。

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樋口選手なら、同じ団体の所属チャンピオンがヤられたんだから尚更だ。

『怒り』を表せ!

イケ!!と、思っていた。

だが、結局はそれ以上の事がなかった。

ガッカリした。

プロレスはケンカじゃないよ。

って、いうレスラーもいます。

じゃあ、対抗戦ってなんなんでしょうね。

『存在』賭けて 闘われていないんでしょうか。

祭りだ!ワッショイ!で良いんですかね。

秋山準選手の公開説教も、もう見てられなかった。

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もうイデオロギー『闘争』もないんだ。

で「皆、仲間!」って言われたら、もうウンザリだ。

プロレスラーって、サラリーマンとは違うはずだ。

社会不適合者が(これしかできない)と感じてレスラーになるはずだ。

だからこその『選ばれし者』だ。

それが僕には、美しく・カッコよく感じるのだ。

サラリーマン・レスラーなんてクソ喰らえだ。

だから、青木選手のツイートのは安堵した。

(助かった)と本気で思った。

昔は、馬場派・猪木派ってあった。

馬場さんのプロレスは否定しない。

でも、僕の中では やはり猪木さんの『過激なプロレス』なのだ。

何か揉め事が産まれたら、すぐリングに持ち込む。

リング上がすべて。

やったもん勝ち。

負けた奴が弱い。

負けた者が悪い。

だからこそ『強くあれ』と。

そう、猪木さんの『闘い』の中で教わってきた。

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だからこそ、苦しみの中から這い上がれ。

立ち向かう。

また歩み出す。

踏み出す勇気。

そこからの『物語』にファンは期待しているんですよ。

数日後、DDTさんもノアさんも試合があったが、もうその事には触れずに『良い試合』をしていた。

僕からしたら(遅いよ!)である。

今 言っても、説得力も何もない。

響きもしなかった。

『その時』こそ、大事だったはずだ。

試合で『強さ』を見せつけるしかないのだったら、良い試合だけじゃダメなはずだ。

でも、ここまで言ったんだ。

樋口選手には、優勝して欲しい。

じゃあ、問いてみたい。

プロレスは予定調和なんでしょうか。

皆さん、それを了解して試合を観ているのでしょうか。

違うでしょう。

プロレスは『なんでもあり』だ。

だから、色んなアクシデントがついてくるのだ。

猪木さんは、巌流島決戦の時『お互いのプライドがルール』と言った。

この言葉の重さを受け止めてほしい。

プロレスは『闘い』なんだ。

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だから、日々鍛え、何事にも対応しなくてはならない。

相手はナイフ持ってるかも知れないのに(試合でしょう)と準備もせずに、こなすだけだったらヤられちゃうんですよ。

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猪木さんだって、今では(あんな太った技術もない人に)っていわれるペールワン一族ですけど、情報のない中 なにもわからない未知なる選手と闘うのって相当な勇気いるはずなんです。

何やってくるか わかんないんですから。

『何故 リング上で隙を見せるのか?』である。

どんなアクシデントも覚悟して、リングに上がってるはずだ。

どんな事があってもだ。

だからこそ『強くあれ』なのだ。

プロレスが『ファッション』であってはダメなんですよ。

今こそ『道場論』ではないだろうか。

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道場で何を練習しているのか。

ウェイト・トレーニングや受け身も、もちろん大切です。

だけど そればかりで、レスラーといえるのだろうか。

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プロレスラーが、ブラジリアン柔術のクラスで練習する時代。

道場ってなんだ。

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強さの下地があるからこそ『プロ』だと思っていますから。

そして『レスリング』である。

ゴッホやピカソの絵のチカラ強さも、根っ子のデッサンなんです。

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老害なんだろうなぁ。

ガチって言葉も大嫌いだし。

ナメられたら、お終いなんだ。

「MMAに出ろ!」って言ってる訳じゃない。

だけど(準備はしとけ!)って思っています。

昔、カール・ゴッチさんが藤原喜明選手に問いました。

「フジワラ、レスラーで一番大事なのは なんだ?」

藤原選手は少し迷いながらも 答えました。

「コンディション!」

「グッド!!」

そういう事なんです。

いかなる時でも、備えろ・整えておけって事です。

プロレス内プロレスだけの強さなんか見たくもない。

だからって、DDTプロレスを否定している訳ではない。

だからこそ、遠藤哲也選手の復活に期待しています。

『運命』を背負ってしまった者。

帰ってくる時は、自らの手で勝ちとっていくしかない。

やるしかない。

無かった事にして欲しくないのです。

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『闘魂は連鎖する』

僕は今でもそう思っています。

だから、今も『プロレス』観戦するのです。

闘魂のカケラを持った選手を応援するのです。

信じています。

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プロレスは『闘い』なんだから。

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