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Who are 『U』

まず、是非 読んで 聴いていただきたいのです。

『青木真也』がUWFルールに挑む。

ここで、もうワクワクした。

青木選手が、興味が無かったUWF。

僕は、めちゃくちゃド真ん中世代のアラフィフオジィである。

ユニバーサル・プロレスからUWFへ。

そこには『強さ』にこだわった戦士達の集い。

藤原選手、高田さんが移籍した時は、胸が躍った。

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週プロで表紙になった。

座談会で出た言葉は『プロレスの原点』だ。

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テロリストながら、裏では強いと言われていた藤原選手。

憧れのダイナマイト・キッドへのベルト挑戦を捨ててでも藤原選手と共にした高田さん。

高田さんは『強さ』を求めたのだ。

だからこその『道場論』である。

僕は、共鳴していた。

スーパータイガーも加わっての闘いは、新たなモノだった。

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脇固め・アキレス腱固め・チキンウイングアームロック。

(これが本当のグランドなんだ!)

中学二年生の僕達の遊びは、プロレスごっこからUWFごっこに変わっていた。

週プロでは、初代編集長の杉山さんが猛プッシュ。

毎度 表紙になっていた。

ユニバーサルには『カタルシス』があった。

いつ滅ぶかわからない。

だが、新日本プロレスと業務提携。

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ここから、加速していく。

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新日本プロレスとの、イデオロギー闘争には興奮した。

ドン・ナカヤ・ニールセンとの闘いの時の前田さんはめちゃくちゃカッコよかった。

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だが、全日本からUターンしてきた長州力さん達によって大世帯になった新日本プロレス。

長州力さんへの顔面襲撃によって解雇。

そして産まれたのが、新生UWF。

僕が薄らいでいた興味をまた開けてくれたのは、船木誠勝選手だった。

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二十歳の挑戦。

19歳だった僕には、この表紙に胸撃たれたのだ。

(同世代の人間が、自分の意志で動いている!)

8・13の横浜アリーナでの高田さんの試合などは、クローズド・サーキットで見た。

大阪での山崎さんへの下剋上。

大阪城での、前田さんとの試合は現地観戦した。

それだけ、船木選手に思い入れがあった。

だが、新生UWFも解散。

三派に別れた『U』を応援していた。

そこからまた、新たな選手の物語を追いかけていく。

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田村潔司選手である。

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UWFの『第二章』の主人公。

だから、総決算として、KOKでのヘンゾ・グレイシー選手との一戦。

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UWFのテーマで入場してくる田村選手に涙してWOWOWの生中継を見ていた。

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この試合があったからこそ。

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PRIDEでの桜庭選手にも救われていたが、僕には田村選手だった。

PRIDE 初登場の時は『インベーダー』と言われていたから。

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PPV購入して、全力で応援していた。

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頑固者。

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余談だが、第一回KOKトーナメントの田村選手の一回戦・二回戦は大阪大会に応援に行った。

パット・ミレティッチ戦も観戦した。

僕の中では、田村選手のベストマッチだ。

「同じ麺でも、うどんか?そばか?」論も大好きだ。

もう、説明が めんどくせぇんです!

各自調査である。

見つけろ、テメェで!(アントン調)

そんなこんなの、UWF 。

MMAが確立された今の時代には難しいと思っているのです。

拗らせUおじさんでもあるから。

「山本、Uはお前なんだよ」

と、言った 長州力さんには今でも乗れるのである。

僕的には『強さ』があるから『芸術』になる。

下手な絵描きが真似っこで描いても、それはただの『ファッション』なのである。

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『青木真也』がUWFルールで描くモノを観たい。

聞きたい演奏は、不協和音である。

『強さ』の原点回帰となるのか。

『インベーダー』となれるのか。

僕はすぐに観戦する決心をした。

PPVも、もちろん購入。

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6月30日の朝に24時間勤務が終了。

ぐっすり寝て休めた。

さぁ、7月1日。

朝一のバスと新幹線で、淡路島から東京へ。

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朝食の、おむすび弁当がバツグンにうまし!

東京に到着。

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暑い!

淡路島も暑いが、東京は暑い!

すぐさまホテルに向かって、そのまま友人とTDCホールへ。

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初めての、TDCホール。

(ここで、青木選手はカシン選手と闘ったんだなぁ)と、黄昏れる。

「東京へは、もう何度も行きましたね」とマイペースの『東京』の歌詞が浮かんでくる。

会場内は、心地良い空間だった。

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ここで思ったのは、青木選手がレガースを付けてくるのかだ。

レガースがなければ、蹴りはできないルールだから。

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ド派手な演出。

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さぁ、セミファイナル。

試合が始まる。

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青木選手が入場。

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レガースしている!

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バカサバイバーが会場に轟く!

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脱げば、レガースにショートタイツ。

あぁ、昭和・ストロングスタイル。

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これだけで、僕は(やられた!)と思ったのだ。

青木選手が真摯に、UWFに取り込む姿勢が感じ取れた。

飯塚選手の入場。

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その間、青木選手はずっと寝転んでいた。

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集中されているのだろう。

高めているのか。

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試合開始。

緊張の間合いが続く。

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飯塚選手の、ローキックから青木選手の左ミドルを続けて蹴る。

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左ミドルといえば、田村潔司選手だ。

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それをわかっての事なのか。

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飯塚選手も、負けてはいない。

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だが、PPV見返した時、飯塚選手のオドオドした姿勢が目に付いた。

(圧倒されている)

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グランドでも圧倒的な差が出た。

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コーナで、アクションしない飯塚選手に喝を入れたのだろう。

「アクション!」と自ら発して飯塚選手に攻撃していた。

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飯塚選手グランドで挑もうとするが・・・

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卍も一瞬仕掛けたが。

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またグランドへ。

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レッグ・スプレットからの攻防。

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青木選手には余裕があった。

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ヒザ固めを仕掛けていく。

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ここで、僕はわかった。

(青木選手は、一生懸命に作り上げているんだ)と。

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実力の差は歴然だ。

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マウント・ポジション。

打っていく青木選手。

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「ロープ!」とレフリーに訴える飯塚選手。

ロストポイント。

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その時、フルネルソン・バスターみたいな技を飯塚選手がしたのだ。

ここで僕は(ダメだ!)と思った。

だが、すぐに青木選手の肩固め。

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僕が覚えていないだけかもしれないが、肩固めで決着ついたのUWFではなかった気がする(間違っていたらゴメンなさい)

完全勝利。

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そのあとマイクで『田村潔司』選手に照準を合わせて行くとアピールした。

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最後は飯塚選手に言葉をかけていた。

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何を伝えたのだろうか。

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バックステージコメントは、カシン節だった。

だが、終わった瞬間に僕はモヤモヤしていた。

最後は、ルールという束縛に絡まって、身動きできない青木選手の姿が痛々しく感じた。

模索しながらも爪痕を残した。

何か『競技』を観ている感じだったのだ。

緊張感が試合を優った試合だった。

ハッキリ書くが、青木選手は試合を行ったのだ。

そこには『闘い』がなかった。

不協和音どころか、ジャズのセッションもままならなかった。

飯塚選手の力不足で。

飯塚選手には言いたい。

遠慮されちゃ困るんだ!と。

『強けりゃ何やってもいい』という信念も感じられなかった。

プロレスは『なんでもあり』なのだ。

潰すか潰されるかなんだ。

だからこそ、情念込めた『闘い』が美しく激しく見えるのだ。

UWFがスポーツならば、もうこのリングに上がらなくて良いのではないか?

プロレスは『スポーツ』ではないのだ。

『ファイト』なのだから。

『闘い』なのだから。

名乗りを上げる選手は、いないのか?

GLEATの選手でだ。

出てきてほしい。

だからこそ、青木選手は このルールに挑まれて正解だったと思った。

青木選手には、GLEATのリングでまた闘ってほしい。

もう一丁!だ。

僕は『格闘芸術』以上に『Uとは何か?』をまた改めて考えさせられる事になった。

UWFは誰なんだ?

『プロレス』と『UWF』は境目が矛盾な点線だ。

田村潔司選手は、どう総括するのだろう。

ただ、わかった事がある。

『プロレス』にしても『UWF』にしても、この選手の影響の大きさがわかった。

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『アントニオ猪木』である。

『格闘技』の時代を創った偉大なる『アイコン』

『強さ』に拘りを持った人。

僕達は、まだこの人の掌で弄ばれているのかも知れない。

青木選手は、まだGLEATのリングに上がるのか?

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UWFルールにまた打って出るのか。

追記・是非 読んで聴いてください。

また、僕は思考させられる喜びを感じているのである。

そして、今回も『青木真也』の試合が語られているのだ。

その『証人』になれた。

僕は、観戦して本当に良かったのだと思ったのだ。

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『青木真也』は、こんなもんじゃないから。

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僕は『青木真也』が大好きだから。

追いかけよう、これからも。



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