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カウンセリングに行ってみた#001

今日、カウンセリングに行ってみた。

3週間ほど前から、うつの症状が続き、心療内科にも通院していたが、これは性格の問題かもしれぬと思い、カウンセリングを受けたいと考えた。

心療内科の先生に相談したところ、大学に設置されている相談室があり、そちらであれば値段もお値打ちということで、いくつかの大学をご紹介いただいた。

土曜日もやっているところで、比較的近いのが梅花女子大学なので、そちらを予約してみた。女子大というのが引っ掛かったが、これから通うことを考えれば近いほうがよい。

梅花女子大学の場所は知っていたので、車で向かった。守衛で、カウンセリングをしてくれる相談室のあるC棟の場所を聞く。まず、車を止める場所を教えてもらうが、守衛さんの教えてくれたところに車を止めるところがない。もう一度守衛に戻って、「すいません、もう一回説明してもらえますか?」と尋ねて教えてもらう。早めに行ったのだが、車を止める場所に手間取って、車を止めた時点ですでに約束の時間の5分前だった。

C棟の場所は、建物にデカデカと「C棟」と書かれていたので、すぐ分かったが、急に尿意を催してきた。まずは、場所を確認する為にC棟へ向かう。しかし、ここは女子大。男子便所はあるのか?という不安が頭をよぎる。C棟で掃除のおばさんらしき人にトイレの場所を教えてもらうが、

ここ、おもいっきり女子便所やんか!

近くに男子便所は見当たらない。仕方ない、時間もないし女子便所で用を足す。女子大の女子便所に中年男性。今、トイレに誰か入ってきたら、確実に不審者である。緊張の1分間だった。

少し遅れて相談室に行くと、心配してたのか、ドアの前で若い女性がキョロキョロしてるではないか。

か、かわいい!!

体にピッタリとしたニットを着た彼女の豊満な胸元に思わず目が釘付けになる。彼女か?彼女なのか?僕のセラピストは。彼女だったら嬉しい、いや、逆にまともに話せなくなるのではあるまいか。僕の中の天使と悪魔が囁きかける。

僕の心配を他所に、対応してくれたのは、30代くらいの男性だった。彼女は、ただの受付だった。

「今日は、予備面接になります。今日お話をお伺いして、カウンセリングが必要か判断します」

「わかりました!」

家族構成や、仕事のこと、学生の頃のことなど、いくつか質問を受ける。最後に、「実のなる木を書いてください」と言われる。心理テストというやつか。僕は大きな木に実がひとつだけなる木の絵を書いた。

「この木は、どんなところに立ってますか?」

「広い草原に一本だけです!」

「10年後は、どうなってますか?」

「変わってないと思います!」

この結果がどうなっているのか気になる。後でGoogleで検索しよう。

「以上です。今日の結果は、3、4週間以内にご連絡します」

え!そんなにかかんの?と思ったが、今日の内容をまとめてセンター会議というお偉い先生方が集まる会議で審議するそうだ。例えば、心の病気で、カウンセリングよりも医療機関に行ったほうがよい場合などは、カウンセリングをお断りすることもあるらしい。また、大学の研究機関での相談窓口のため、カウンセリングがOKになった場合、研修生が担当になる場合もあるそうだ。

帰り際、「いやー、女子大ってことで少し抵抗あったんですけどねー」と嘘か真かわからぬ戯言を吐いてきたが、研修生が担当なら、できればかわいいコが、願わくば今日の受付をしてくれたコがいいと思わずにはいられない。


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