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年末年始に病気と向き合ってみた結果にたどり着いたこと

あけましておめでとうございます。アカウント名と画像を心機一転変更しました。ややこしいですが、今後ともよろしくお願いします。

さて、我が家では大晦日に家族揃って年越しそばを食べ、笑ってはいけないを見ながら大笑いして新年を迎えるというのが恒例になっています。ところがご存じのとおり、この年末から笑ってはいけないが放送されなくなりました。仕方なく紅白歌合戦を見ながら年を越したのですが、これは僕にとっては好都合でした。というのも、完璧主義の僕は、笑ってはいけないで腹の底から笑えなければ、なんとなく消化不良で年を越すような気持ちになり、その結果、新年をブルーな気分で過ごしてしまうというのが、ここ数年の悪い流れになっていたのです。特に病気をしてから、年末年始は長い休みのせいか、いろんなことを考えてしまって、そのせいで鬱になるということが最近は多かったのです。

今年も大晦日くらいからいろんなことを考えました。毎年、だいたいこの時期に鬱になるので、おおよそ考えることはマイナス思考になりがちです。自分の病気のことを呪ったり、生活が苦しくなったことや好きな仕事を辞めたことを悔やんだり。今年は特に、人間関係や夫婦関係がうまくいかないことに対して、そもそも、自分の性格が悪いのか?、それとも双極性障害が影響しているのか?ということを真剣に考えました。しかし、このことを考えたのが、自分にとっては思わぬ追い風になりました。ネットで双極性障害のことを調べてみると、自分だけではなく、他の人も病気のせいで人間関係に支障をきたしたり、離婚する羽目になった人がたくさんいたのです。自分だけではなかった、というこの気付きは、僕の気持ちをかなり楽にしてくれました。

新たな気付きで気持ちが楽になった僕は、もっと双極性障害の他の人のことを知りたくなりました。そこで知ったのがBIPOGRPHYでした。

BIPOGRAPHYは、双極性障害のナレッジベースサイトです。ナレッジとは、患者さんの"知恵"。双極性障害は、完治が難しいうえに、人によって症状がさまざまで、治療が難しいと言われます。薬も人によって効く人と効かない人がいます。そのうえ、双極性障害の人の症状は他の人から見たら、"ただのヤベー奴"なので、なかなか理解されません。そんな僕らにとっては、同じ病気で苦しむ人の経験こそ大きな励みになります。僕はひたすら、他の人のナレッジを読みました。ただ、少し残念なのは、ナレッジの数が極めて少ないことでした。ナレッジを投稿している人は200人に及びません。双極性障害の患者さんは、全国に何十万人もいると言われているのにです。BIPOGRAPHYのことを知らないのか、病気のために投稿ができないのか?いずれにしても、少しでも多くの人にこのサイトのことを知って欲しいと思います。双極性障害で苦しむ人はもちろんですが、病気ではない人、特に周りに双極性障害の人がいる方には、双極性障害という病気のことをもっと知ってほしいと思います。おそらく、理解するのは、病気にならない限り難しいと思います。せめて、病気のこと、症状のことを知ってください。それだけで、多くの人が救われるのです。

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