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一人ひとりが日本の広告塔 〜日本のソフトパワーのために〜

今回は、留学中はみんなが日本の広告塔となりうるという話です。

前回投稿で紹介した、カナダ留学中の私の大親友であるフランス人交換留学生Sのとの出来事がきっかけで、私は自分自身が日本の広告塔であることを意識するようになりました。

Sがお別れの数日前に、こんなことを言ってくれました。

「フランスにいた頃、私は日本の魅力がそんなにわからなかったの。でもあなたと出会って日本についての色々なことを知るうちに私も日本が大好きになった!だから、次の学期には日本語の授業をとることにしたの!」

私は本当に嬉しくて、なんだか生きてて良かったという気持ちになりました。

そういう奇跡がたまに起こってくれるのが人生で、そうした喜びを味わうためにまた頑張ろうと思えるんだろうなーと私事ながらも思いました。

さて、Sは私より先に帰国してしまったのですが、その後約3ヶ月間は日本に現時点で特に関心のない人に日本に興味を持ってもらうことを目標に日々生活しました。

このように、留学中は全員が広告塔になりうるのだと思います。

自分が日本について言葉で説明することももちろんそうなのですが、行動一つをとってもそうです。

もちろんどんな国籍であれ、人は人であって、「○○人だから、〜〜」というように人を判断するのは好ましくありません。

しかし、留学等の国際交流の場面では、
その国出身の人=その国のイメージ
に直結してしまいます。

実際、カナダ人やメキシコ人はいい人ばっかりだったから、いい国なんだろうなーと思います。

その一方で、ある国出身の人が悪事を働いているのを見かけた時は、「あの国出身の人はみんなそういうことをするのかな…」などと考えてしまいました。

何度でも言いますが、もちろん国籍は関係なく人間は人間であって、一括りには出来ません。

しかしやはり、悪い行いが印象的であればあるほど、国全体の悪印象につながってしまうのは否めない事実です。

そのため、私は「日本人」として恥ずかしくない行動をしようといつも心がけていました。

少し日本人としての自意識が過剰かもしれません。それでも、1人の日本人としての行動をきっかけに、日本に興味を持つ人が増えたらいいなという思いでやっていました。

悪いことをしたらそれが日本全体のイメージにつながってしまうので、そのようなことがないように心がけました。

現在留学中の方へ
あなたの次に日本に来る人のためにも、日本のソフトパワーを強めるためにも、あなたの行動が鍵となるかもしれません!

日本大使のつもりで楽しんでください!

本日もご覧頂きありがとうございました。


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