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カナダ留学中のカルチャーショック③対話時の身体的距離感の近さ

さて、カナダ留学中に40カ国の移民や留学生
数百人と会話や旅行をした私ですが、

カナダ留学中に受けた
カルチャーショック第三弾!
対話時の身体的距離感の近さ
について書いてみたいと思います!

ブラジルやコロンビアやメキシコなど
中南米からの留学生に顕著だったのですが、
会話時の距離感がとにかく近くて
最初は驚きました。

初対面で私の顔の真隣で話された時は、
相手に悪気も非もないのに
生理的に不快感を覚えてしまって、
罪悪感すら覚えました。

これは国によって
パーソナルスペースの広さ
差があるせいだそうです。

中南米の人達のパーソナルスペースは
非常に狭い傾向にあるため、
コミュニケーションをとる際、
人と人同士の距離が非常に近いのです。

そして、「距離が近い=仲良し」を意味します。
そのため、距離を空けようとすることは
失礼だったり、寂しく思わせてしまったり
する可能性があります。

その一方で、日本では人とコミュニケーションをとる際、距離は一定を保つのが普通です。

ここで起こる問題は、

仲良しだからこそ近くで話したい中南米の友達
vs
近付かれすぎると不安になってしまう日本人の私

という構図が生まれてしまうことです。

これはもはや生理的な問題で、
克服するのが大変でした。

なぜなら、文化の違いのせいであることを
頭の中では理解していても、
会話時に相手の距離が近すぎると
生理的な拒否感や不快感を覚えて
しまうからです。

しかもお互いに悪気はないのです。

そこで、
自分の国のパーソナルスペースについて話し、
相手の国における文化(相手にとっての「常識」的な距離感等を含む)についても話を聞くことで、
お互いの文化を尊重するように努めました。

その結果最終的に、
相手が挨拶がわりのハグをする時などは
「ハグしてもいい?」等、私に聞いてから
行動に移すように心がけてくれました。

結局相手の感覚に慣れていった私は、
帰国後、留学前にはハグをするような間柄では
なかった日本の友達と再会した時、
ハグしそうになったり、してしまったりして
驚かせてしまいました。

ここらへんの感覚の矯正もちょっぴり大変でした。笑

本日もご覧頂きありがとうございました!


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