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留学中純日本人の私がぶつかったディベートの壁 〜何かを諦めそうなあなたへ〜

私が留学中ぶつかった勉強面での壁の1つに
「ディベート」
があります。

ある授業で、
イタリア人の男の子vs私
の一対一でクラスメートの前で
公開ディベートをすることになりました。

テーマは
「AIは人を怠惰にするか?」
です。

前日に色々と準備をして臨みましたが、
上手くいきませんでした。

なぜなら、相手の主張に反論ができなかったからです。

ここでぶつかった壁は3つあります。

①和を重視する日本人としての気質
 相手を前に反論することは心理的に
 難しかった。
②日本教育で反論する方法を学んでいない
③英語力不足
 
例え反論を思いついても即興で専門的な話を              英語でするのはかなり難易度が高かった。

結果、頑張ったけれど力及ばず
先生から負けを言い渡され、
「こんなん出来るわけないじゃん!!!泣」
と初めて心が折れました。

教室にいるのが辛くなって、
授業中に初めて教室を抜け出しました。

誰かに相談したくなったのですが、
日本時間は真夜中の3時。

そこで、フランスの時刻は夕方であるため、
フランス人の親友Sなら相談できるかもしれないと考えました。
案の定、電話が繋がり
ディベートをするにあたって私がぶつかった
上記の壁(①②③)について説明しました。

Sは、
「文化的に反論するのが難しいのに、
 ましてや第一言語ではない英語で
 ディベートするなんて難しいに違いないわ。
 同情するわ」
と親身になってくれました。

次に、よく夜遅くまで起きている姉に
電話しました。

すると、ちょうど仕事でドイツにいるところで、電話に出てくれました。
ドイツのレストランでホワイトアスパラガスを
食べるところだったそうです。

「日本に帰ってきたらディベートなんて必要ないんだからそんなの気にしなくていいよ。」
と言いました。

それでも納得できずに泣き言を言っていると、

「じゃあ日本に帰ってくれば?
 またみんなでYuiちゃんYuiちゃんって
 甘やかしてあげるよ?」
と言われ、ハッとしました。

「嫌だ。」

全ての困難を乗り越えるために、
あらゆることを経験するために、
わざわざ志願してカナダに来ているのです。

絶対に投げ出したくありません。

初心を思い出しました。

涙が止まりました。

「絶対に嫌だ。」

姉「そうでしょ?だったら頑張りな!私はホワイトアスパラガス食べるから!じゃあね〜」

「ありがとう!またね!!」

普段は優しい姉の言葉は冷たいとは思いました。
きっとホワイトアスパラガスを
早く食べたかったのでしょう。笑

しかし、私にとってその言葉の効果は
抜群でした。

なぜなら、自分にはその困難と向き合う覚悟が
あることを再確認できたからです。

その後も何度もディベートに取り組み、
何とかマシになりました。

みなさんも、何かが上手く出来ずに辛い時は、
1度諦めようとしてみるといいかもしれません。

それで諦めきれないことだとわかれば、
向き合う覚悟ができると思います。

本日もご覧頂きありがとうございました!


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