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あなたの語学レベルはどこ?各レベルに応じた効果的な言語学習法

英語やベトナム語、中国語、フランス語など、いろいろな言語を勉強している中で、「自分ってどれくらいのレベルなんだろう?」と思うことがあるのではないだろうか。これは言語学習者にはよくあることだ。そこで今回は、言語を勉強しているあなたがどれくらいのレベルに達しているのかを、「言語レベル番付け」という形で作ってみた。

語学レベル番付

こちらが「語学番付 - 語学レベルの分類」だ。

言語レベル番付

まずは初心者だ。初心者の次は、初心者を脱却した中級だ。そして中級を脱却するとペラペラになるんだ。ペラペラという言葉はよく聞くよね。でも、ペラペラの上にはプロがあり、そのさらに上には天上人という形になるんだ。

初心者

では、それぞれのレベルの特徴を見てみよう。初心者というのは、その名の通り、初めて言語を始めた人だ。初心者は言語を始めて最初は難しく感じるんだけど、「これは音なのか、言語なのか?」と迷う状況の中で、挨拶やフレーズを覚えて、それが通じたときには「やった!」とすごく新鮮な喜びを感じる。言語って難しいと思いつつも、やってみると楽しいと感じるのが初心者なんだ。意外と初心者って一番楽しい時期なのかもしれない。

中級者

そして、初心者を脱出すると次は中級になる。中級では、簡単な文法が大体分かってくる。そして挨拶や日常生活で使うような簡単なフレーズを覚えるんだ。「こんにちは」とか「おはよう」とか「ありがとう」とかね。ただ、ここでは「言いたいことが言えない…あれ、これどうやって言うんだろう?」と思っている間に会話がどんどん進んでしまう。「あああっ」となり、相手に何か言われても全然聞き取れない、というモヤモヤとした時期なんだ。「言語ってモヤモヤして、なんか自分にしっくりこないな」という感じだね。それが中級者の時期だ。

ペラペラ期

この中級を克服すると、次はペラペラ期がやってくる。驚くことに、ある時級に自分の考えをペラペラと話せるようになるんだ。「やった!」って感じだね。でもここで、「自分は言語できるんじゃないの?すごい!もう言語の勉強なんて必要ないよね?」と思ってしまうことがあるんだ。これが自己満足というか、慢心の時期なんだ。でも、周りから見ると、「なんかペラペラ喋ってるけど意味が分からない人だな」と思われるんだ。これがペラペラ期という、残念な「裸の王様期」だね。

プロ - 私達のゴール

しかし、このペラペラ期を乗り越えて、「まだまだ自分をスキルアップしていこう、ブラッシュアップしていこう」と思った人が到達するのが「プロ」なんだ。私たちが最終目標とするのはこの「プロ」のレベルだね。プロでは、仕事でも使える丁寧な表現ができるようになるんだ。ペラペラ期では、ペラペラ喋るけど、相手に対する配慮が欠けていることが多い。でもプロは、相手の気持ちに合わせた、敬意のこもった表現ができるんだ。文化も理解して、仕事でも恥ずかしくない言語を話すことができるのが「プロ」なんだ。これが私たちの目標、到達するべき場所なんだ。ここまでが基本的な目標だね。

天上人 - ネイティブ並み

その上には「天上人」がいるんだが、これはもう凡人にはたどり着けない領域だ。これは多くの人が思う「言語ができる」というイメージ。ネイティブのように話すレベルのことを指す。多くの完璧主義者はあまりにも正確さにこだわり、ネイティブのようになりたいと思い努力する。しかし実際、私も含めて、ほとんどの人が「ネイティブ並み」という境地にはたどり着けないんだ。なぜなら、ネイティブと語学学習者の間には天と地の違いがあるからだ。だから、ここは目指す必要はない。

さて、こういう風な番付けがあるけれど、あなたはどこにいるだろうか?では、次にそれぞれのレベルに合った学習方法を見てみよう。

初心者の学習法 - 発音とフレーズ丸覚え

初心者は発音を覚えることが大事だ。発音が綺麗だと、何かを話してもかっこよく聞こえるし、相手にもしっかり伝わるんだ。そうすると、相手に「え?」と聞き返されることが少なくなる。逆に、聞き返されると自信が下がってしまい、言語学習が嫌になってしまうこともあるんだ。しかし、発音が良いと伝わりやすく、相手に分かってもらえるので、伝わったという喜びを感じられるんだ。だからこそ、この発音を徹底的に仕上げてほしい。

そして、初心者の場合、文法や単語を覚えるよりも、まずフレーズを丸覚えする方が効果的だと思うんだ。そうすることで、会話ですぐに使えるようになるんだ。例えば「こんにちは」とかは分かるが、「今日はどうですか?」とか、「最近どうですか?」、「お久しぶりですね」といったフレーズを覚えていくのが良いんだ。

特に英語を勉強する際には、フォニックスというものを勉強してほしいんだ。フォニックスとは何かというと、アルファベット、例えばA、B、Cというのはアルファベットの名前なんだ。しかし、例えば「BAG」という単語の場合、これは「BAG」と読むが、実際には「B」は「バ」、そして「A」は「ア」、「G」は「グ」といった音で読まれるんだ。これがフォニックスだ。英語を学ぶ際には、このフォニックスの勉強をすることをお勧めする。

中級者 - シャドーングと語学日記

初心者を脱却した「迷える中級」。発音とフレーズの丸暗記だけでは、自分の言いたいことが言えない、という状況になってくる。発音は良いが、なんだかボソボソとしか話せない。頭では文法が分かっていて、文章を組み立てようとしても、その間に会話が進んでしまう、ということがあるんだ。これを脱却するためには、2つの方法がある。それが「シャドーイング」と「語学日記」だ。

シャドーイングとは何かというと、シャドー(影)のように、聞いた音をそのまま、数秒遅れて発音する学習方法だ。例えば、その言語のオーディオを見つけて、それを聞いて、口で真似して発音する。これを繰り返すんだ。具体的には、「おはようございます」とか「私は学生です」「私の家は北京にあります」「私は牛を飼っています」「私は工場で働いています」「ご飯を食べます」「私の家は愛でいっぱいです」といったような簡単な文章を使うと良いだろう。

もう一つの「語学日記」だが、これは学んでいる言語で日記を書くという方法だ。英語なら英語で、中国語なら中国語で、ベトナム語ならベトナム語で書くんだが、その前にまず日本語で日記を書いてほしいんだ。最初から学んでいる言語で書くのではなく、まず日本語で書くんだ。なぜかというと、私たちが中級レベルになると「あれ、この日本語をどうやって表現するんだろう?」と迷うことがあるよな。最初から学んでいる言語で書いてしまうと、自分の知っている限られた表現でしか書けなくなり、迷った時の表現力が養えないんだ。だからまず、日本語で日記を書き、それを勉強している言語に訳すんだ。その後、ネイティブスピーカーがいれば、訳したものを添削してもらうと良いだろう。最近では、ChatGPTなどを使うと便利だ。「この文章を正しい言い回しに添削してください」と依頼すると、添削してくれるんだ。そして、出来上がった文章を先ほどのシャドーイングで覚えたり、丸暗記したりするとよい。ChatGPTは音声も出せるので、それを使うと効果的だ。こうすることで、自分が言いたい表現を覚え、より自然で使いやすい言い回しを身につけることができるだろう。

ペラペラ期 - 努力を継続する

ペラペラ期は何をしたら良いだろう? 自分ができるという自信を捨てねばならない。ペラペラ話せるからと言って、まだまだ上達の余地がある。だからこそ、シャドーイングと語学日記を続けていくことが大切なのだ。

さて、今回は語学番付けについて話すことにした。5つの段階を紹介したが、あなたはどこに当てはまるだろうか? ぜひ、私と一緒にプロを目指して、言語の勉強を頑張っていこう!


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