お金の使い方の心理学
お金で得する人、損する人がいます。
お金の使い方によってチャンスを掴めたり、チャンスを逃したり、得をしたり、損をしたりします。
お金というのは使い方によって人生を悪い方にも、良い方にも流す力があります。
人間はみんながいるところ、見ているところにお金を使います。みんながしている、持っているものが正解と思ってしまうからです。
しかし、チャンスはみんなが見ていないところ、いないところに存在します。
チャンスを掴むためにはみんながお金を使わないところに使わなければいけません。
人間はありえない損を恐れるという心理があります。
飛行機に乗る時に墜落したらどうしようと怯えている人、怖がっている人を見かけたことがあると思います。
しかし実際は飛行機が墜落して事故する確率と車に乗って交通事故に遭う確率では断然交通事故に遭う確率の方が高いです。
しかし車に乗る時に「もし事故したらどうしよう」と怯えている人を見かけることはあまりありません。
横断歩道を渡る時、事故しないようにと身構えながら歩いている人はいません。
自分は交通事故に合わないと思っているから身構えずに渡れるのです。
人間はほぼありえないミスを恐れてチャンスを逃します。
確率が低い、ほとんどない失敗を人間は恐れてしまいます。
少し話が変わりますが、相対思考という考え方があります。
200万円の車を買おうとしてます。整備やオプションをつけてプラス10万円かかることになってもあまり気になりません。
しかし10万円のカメラを買おうとしています。付属品をいろいろつけてプラス10万円になると気になってしまいます。
高額な買い物は端数や付属品に無頓着になります。
また、定価の金額が高ければ高いほど付属品の値段が気にならなくなってしまうのです。
人間大きい買い物をする時は意思決定が甘くなります。
目の前にレンタル自転車を2500円で借りれる店がある、10分歩いたところに1500円で借りれる店があったらほとんどの人は10分歩いた店に行きます。
しかし目の前に100万2000円で買える車がある、10分歩いたところに100万1000円で買える車があっても目の前の車を買います
差額は同じなのに定価の額が変わると使い方が変わってしまいます。
あるイベントのチケットを前もって1万6000円で買っていた。しかし当日会場に着くと、そのチケットをなくしたことに気づいた。その時に1万6000円を払って当日券をもう一度買う人は10%
逆に会場にチケットを買う1万6000円の現金をもって行った、しかし会場に着くとそのお金がなくなっていた。この時にクレジットカードや他の何らかの方法でチケットを買う人は50%以上。
人間は得をしたいという気持ちよりも、損をしたくない気持ちの方が強い傾向にあります。
起こる確率の少ない失敗を恐れてチャンスを逃す人はお金の使い方でも損をします。
失敗を恐れず何事にも挑戦する気持ちを忘れずに行動することが大切です。
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