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変形性股関節症

股関節疾患として代表的なものが変形性股関節症です。
その病態などをまとめました。



変形性股関節症

変形性股関節症は関節軟骨の変性や摩耗、反応性の骨増殖により股関節の変形をきたす疾患です。非炎症性の疾患で、高齢女性で発症率が高いとされています。
股関節への負担が大きい状態が続くことで起きる経年的な変化ですので、重量物作業の職業の方などは危険因子として挙げられます。また、寛骨臼形成不全なども危険因子に挙げられます。

症状

主な症状は

・股関節痛
・関節可動域の低下
・下肢筋力の低下
・跛行
・脚長差

などが生じるとされています。

疼痛

初期は長時間歩行後のだるさや立ち上がり時などの鼠径部痛などがみられます。しかし、進行が進むと安静時痛や大腿部への疼痛などを伴うこともあります。

疼痛の関連因子として
・関節裂隙の狭小化
・寛骨臼形成不全の程度
・肥満
などが挙げられます。

大腿骨寛骨臼インピンジメントも疼痛へつながります。


日常生活動作

日常生活動作を遂行するためには、股関節の大きな可動域や筋力が必要な場合が多いです。例えば階段昇降や立ち上がり、靴下を履く動作などが挙げられます。
また、上記で示したように、跛行もみられます。いわゆるTrendelenburg歩行、Duchenne歩行などが代表的な歩行となります。
変形性股関節症の発症を予防することや変形性股関節症の進行を遅延することは重要ですね。

ではでは。



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