オタワの足関節ルール
オタワの足関節ルールって聞いたことありますか?
自分初耳だったんですけど、いつか役に立ちそうだったので、まとめてみました!
オタワの足関節ルール
なんのためのルール?
オタワの足関節ルールは、足首の怪我に対して使用するルールです。
具体的には
「この患者さんの怪我はレントゲンを取る必要があるか(骨折の可能性が高いか)」
を、判断するのに使用します。
スポーツ現場などで用いることができそうなルールですね。
方法は?
以下の5つをチェックし、一つでも当てはまる場合は、骨折の可能性が高くなります。
荷重時痛に関しては重要視されており、足関節の痛み、足部の痛みどちらでも荷重時痛がある場合はレントゲンをとった方がいいそうです。
効果と診断精度
オタワの足関節ルールを使用することで得られることとして
・足首のレントゲンを25%減少
・足部のレントゲンを14%減少
・全ての骨折患者に対して有効
・レントゲン検査が必要ない患者は36分早く帰宅
と言われています。
診断精度としては以下の論文で
感度:91%
特異度:25%
とされています。
急性期では、捻挫でも腫れが強く、圧痛などが確認できてしまいそうです。また、成人への使用が報告されていますが、小児などには使用できるのでしょうか。自分としては、とりあえず痛みがあったらレントゲン撮って欲しいと思ってしまいますが、無駄な検査をなるべく減らすことが重要であれば、このルールも使用する必要がありそうですね。
ではでは
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