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膝関節解剖学ー側副靭帯ー

側副靱帯に関してです。内側、外側にありますね。
その機能などをまとめました。


内側側副靱帯

解剖学的構造

大腿骨内上顆から脛骨内側部へ付着しています。
3層構造となっており
・浅層
・深層
・後斜靱帯
の構造を取ります。

外反への制動の役割があります。
伸展位で緊張し、屈曲位でやや弛緩します。
膝の靭帯損傷の中では最も頻度が多い靭帯と言われています。


外側側副靱帯

外側側副靱帯は大腿骨外側上顆から腸脛靱帯深層を通り腓骨頭に付着します。

大腿二頭筋腱とともに合同腱を形成するとされています。

弓状靱帯とともに内反の制動に寄与しています。伸展位で緊張し、屈曲位で弛緩します。


阿部信寛. 膝前十字靭帯損傷. 岡山医学会雑誌, 2011(123); 53-55.


いくつか文献をみましたが、内側側副靭帯損傷が多いためか内側側副靱帯の文献がめちゃめちゃある印象です。
膝はある意味骨が乗っかっているような状態ですので、その安定性は靭帯などが頑張るしかありません。基本的には靭帯単体ではなく複合体としてそれぞれの方向の制動を担っていますね。

ではでは

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