見出し画像

米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿236



第235回から続く


迫り来る米国債大量発行”は、明らかな金利押上げ要因


ブルームバーグ記事の引用です。

・「「債券の年」の希望薄れる、米長期債は今年最悪の週-財政不安膨らむ」

この記事からの引用~”迫り来る米国債大量発行が、米財政見通しにスポットライトを当てている

迫り来る米国債大量発行”は、明らかな金利押上げ要因ですね。で、そこから導き出されること、インプリケーション(暗示、示唆)は、”軟調な株式市場”と、僕は考えるわけですね。


金利が大幅に上昇することなく、市場がこれほど大量の供給を吸収するとは考えにくい


パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者

もう何日か前から話題になっていたビル・アックマン氏のコメント~このブルームバーグ記事からの引用~”パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者、ビル・アックマン氏はソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」への投稿で、米国債の発行増加は確実だとし、「金利が大幅に上昇することなく、市場がこれほど大量の供給を吸収するとは考えにくい」と指摘した。”


ビル・アックマン
Bill Ackman ビル・アックマン



まさしく、”「金利が大幅に上昇することなく、市場がこれほど大量の供給を吸収するとは考えにくい」”。いや、ホントそうだと思います。考えにくいですよね。この寄稿では、繰り返し、リバースレポと米国債の大量発行、利回り比較についても述べてまりました。米国債の大量発行、ああ、リバースレポからお金が出るなあとは言っても、新しく発行される米国債は、より高い利回りも提供して参りませんとね。どうぞ、過去の寄稿をご参照いただけましたら。

”JPモルガン・チェースのアナリストは、債券相場下落は公的債務の増加で利回りが長期かつ構造的な変化を遂げる前兆だとみている。アレクサンダー・ワイズ、ジャン・ロイス両氏は顧客向けリポートで、財政負担の増大は「長期的な実質利回りの上昇を予想させる最も重要な要因の一つだ」と説明した。”

向こう3か月、米国債大量発行


向こう3か月というところが、特に、米国債大量発行ですね。


資産バブルにひびが入り始めたこの8月初旬


金利が押し上げられて行くのであれば、何かは壊れますね。ソフトランディングぅ~、とか、言ってるいる場合ではなくなるのでは?と僕は思っています。僕は、資産バブルにひびが入り始めたこの8月初旬かなと思っていますから。

FRB、金利、”より高い、を、より長く”、過去の寄稿で述べてきました通り、債券市場はこれをはっきりと意識していますね。

ソフトランディングぅ~、とか、PEの拡大ゲームぅ~、とか、そういったところから、この8月という「時」に入って、アメリカの専門家のコメント見ておりますと、前述の記事引用の通り、”米財政見通しにスポットライトを当てている”、”米国債の大量発行”という事に意識が移ってきていると感じています。

また、過去のアウトライヤー寄稿では、QE(量的緩和)、ZIRP(ゼロ金利政策)時代に生きることのできたゾンビ企業、そのゾンビ企業の淘汰という事について述べてきました。SPグローバルマーケットのデータによりますと、今年これまで、アメリカの倒産件数402件、2010年以来、年初からで見ると2番目に高い水準です。

そして、まあ、僕が、この寄稿で述べ続けてきた、流動性、イエレンさん。
イエレンさんが一所懸命に作ってきたといっても差しさわりなそうな、バブル。

FRBと米財務省による「介入」体制。
この8月に入って、その雲行きは、少し怪しくなってきていますね。前述の記事引用の通り、”財政負担の増大は「長期的な実質利回りの上昇を予想させる最も重要な要因の一つだ」と説明した。”ですし。

ショートポジションを維持

ショートポジションを維持8月という「時」に注目しながら、やってます。

まずは、S&P500で4400、NYダウで34,452の水準めがけて、マーケットに下がってほしい~という、個人的願い(笑)、願うような気持ちを持ちながらです。





第237回へ続く




最後に …
もし、この記事を最後まで読んで頂けて、良かったなと思ったら「スキ」をクリックお願いします!



関連スペース&キャス




関連note


第138回~

第1回~第137回

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅


アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?