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【眞子さま】小室圭の論文が法律専門誌に掲載!その内容をちゃんと見てあげよう。

11月に眞子さまと結婚発表が噂される小室圭さん。

世間ではとにかく色々と騒がれ、一時期はワイドショーのメインに上がってくるほどの大騒ぎになっていましたね。ここ最近、その熱が再燃してきました。

その理由は、小室圭さんの論文が法律専門誌:NY Business Law Journalの2019年夏号(Vol.23)に掲載されたからです。

https://archive.nysba.org/CustomTemplates/SectionLanding.aspx?id=32600

この専門誌は、ニューヨーク州弁護士会によって引用先や引用方法を含めて内容を精査されて公開されるものです。

理系・医療系におけるSCIENCE、LANCETやJAMAなどの超一流雑誌に掲載されたと言うほどのインパクトは無いにしても、在学中の大学生がれっきとした弁護士会という職能団体が発行する専門誌に論文を投稿して、それが掲載されたという事実は決してバカにできるものではありません。

むしろ、よく頑張っているなぁと。

僕たちが外国の大学に入学して単位をとることを考えてみてください。それだけでも随分大変です。英語を理解し、専門的な内容もクリアにしたうえで、マスコミのつきまといにも耐え、さらに論文を執筆する体力と気力は純粋に賞賛に値します。

でも、その結果が「起業家の資金調達に関するテーマの論文」としか紹介されていないのはあんまりだと思いませんか?

論文執筆にあたって、関連論文・先行研究もたくさん読んで、自分の考えを一本の論文にまとめ上げる作業はブログを書くのとはワケが違います。

せっかく書いた論文は、「内容」をきちんと読んでもらいたいハズです。

自分の考えを、主張したいのではないでしょうか。

論文題名

今回は、小室圭さんが執筆した論文「Challenges and Implications for Potential Reforms of Crowdfunding Law for Social Enterprises」の内容を深堀していきます。彼が今、何を学び、成長しようとしているのか。見てみようじゃないですか。

クラウドファンディングや資金調達を行うにあたって、法律が支援できる部分、これから改革が必要な部分について考えられた論文です。


■ハイライト

・クラウドファンディングは資金調達において良い選択肢。
・クラウドファンディングには詐欺が大きな問題となっている。
・クラウドファンディングによる資金調達の法的な扱い方。
・大量のお金が本当に必要か考えよう

■クラウドファンディングにおける詐欺について

クラウドファンディングは、プロジェクトが成功しても報酬が支払われない可能性をゼロにはできません。世間ではクラウドファンディングのポータルサイトが十分な対策を行っていると考える人は20.1%に過ぎません。実際の詐欺発生率が3.6%であることから、まだまだ信頼を得ているとは言い難い資金調達方法です。

世界有数のクラウドファンディングサイトKickstarterでは、「Project We Love」という機能があります。この機能はKickstarterが信頼するプロジェクトに対してバッジを贈呈するものです。投資者を不当な詐欺にあわないように守る機能です。

要するにクラウドファンディングサイト自体が詐欺を抑制するよう進歩していますよ~。という話。これからの資金調達にとって、クラウドファンディングがもっと進化するであろうことが述べられています。


■クラウドファンディングの法的な取り扱いについて

ビットコインなど、金融資産が証券に該当するかを判断する規定の一つに、「Howeyテスト」というものがあります。その規定を使ってクラウドファンディングがどのように扱われるかを考察しています。

資金調達を行うということは、事業を軌道に乗せるための資金が必要ということ。そんな企業が法律を犯してしまっては元も子もありません。

クラウドファンディングがどのような扱いを受けるかは、当然重要な話題というワケです。


■資金調達の上限を上げる方法について

通常の資金調達は、12か月以内に100万ドルを超える資金を調達することが出来ません。しかし、レギュレーションD,Rule506(b)という制度に基づいて、無制限の資金調達を行う方法について書かれています。

その過程で必要になる経費や人的コストや限界について書いてあったり、100万ドルにちょいのせして調達する方法なども書かれており、非常に実務的な内容が載せられていると言えます。

5年以内にベンチャー企業の半分が倒産するため、リスクもある。悪いことは言わずにとりあえず100万ドルまでにしておくのが良い選択肢だぞ。なんてことも書かれていて、至極真っ当な意見が述べられています。


■クラウドファンディングサイト自体の比較が必要

クラウドファンディングサイトはたくさん存在しており、企業のニーズに合ったサイトをうまく選択する必要があります。CROWDSUNITEのように、クラウドファンディングのレビューサイトも存在しており、それらを利用するスキームを開発する必要があるとのことです。

現状、それは難しい課題であることを述べています。


■まとめ

資金調達方法としてのクラウドファンディングについて、真面目に検討された論文でした。詐欺や調達できる資金の限界などについて端的にまとまっており、それを法律的にどうクリアしていくかが述べられています。

また、未来のクラウドファンディングの在り方や、法律や制限の在り方について考えられています。

私は資金調達や経営のプロではありません。

しかし、企業が資金調達を行う際に弁護士が付いていることに大きなメリットがあることくらいは分かります。100万ドル≒1億円。これだけ多くのお金を調達するにあたって、「法律を知らなかった」は通用しません。

小室圭さんがどんな道を歩んでいくのかはわかりませんが、彼が企業の弁護を専門に行うプロフェッショナルになることに違和感はありません。


眞子さまとの関係性がどうなるかはわかりません。
掲載にあたってさまざまな外圧がかかった可能性もあります。

しかし、彼が執筆した論文は興味深いものでした大学生が在学中にこれだけのものを作り上げたということ自体は評価してあげるべきなのではないでしょうか。


論文の最後だけ抜き出して皮肉っている記者もいるようですが、馬鹿げています。論文の一番自由に書けるところをディスって、大して内容に触れていない記者の書いた記事を真に受けないように。


彼、がんばってると思いますよ。






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