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【速報】もし、新型コロナウイルスにかかったら。症状と対策まとめ

ハイライト
・実際にかかった人が体験した症状をシェアします。
・今のところ新型コロナウイルスの死亡率は2%
・治療法が確立していない現在でも、治癒の可能性の方が5.5倍以上高い


💡まずは状況を客観的に確認しよう

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ジョンズ・ホプキンズ大学が提供している新型コロナウイルス(COVID-19)の情報によると、2/15日時点での感染者数は全世界で67,091人です。

そのうち、99.1%は中国本土で観測されています。

日本人の感染者は29人。これからどうなるかは確かに不安な状況ですが、今のところはまだ爆発的な感染は防げているという状況です。


新型コロナウイルス(COVID-19)の死亡率💀

死亡率

今のところの死亡者は1,527人。したがって、2%です。


死亡と治癒

次に、治癒率と死亡率を比較してみます。

この図は治癒した人と死亡した人、どちらが多いのかを表しています。現段階で治癒している人は死亡している人よりも5.53倍多いです。

ちなみに、”治療法が確立していない”にもかかわらず、この結果。

治癒率は、治療法の確立によって高まると推測できます。世界各国の医療機関が行っている情報共有によって必ず達成されると信じて、まずは過剰な心配を避けましょう。

適度な不安を持って、感染を予防する。それが私たちがとるべき最も適切な方法です。


もし、新型コロナウイルスにかかったら、どんな症状がでてくるのか?🥵

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Holshue, Michelle L., et al. 2019よりFig2を改変

この図をぜひ拡大してみてみてください。実際に新型コロナウイルス(COVID-19)にかかった35歳の男性の経過をあらわしています。

1/31にNEJMで公開された症例報告から日本語訳して引用したものです。


症状と経過をまとめます

・接触から2~3日で発症
・初期症状は発熱・咳・だるさ
・肺炎へ移行したため咳が最後まで継続
・その後、治癒

彼のもともと持っていた疾患は、高脂血症のみ。他には喫煙歴があるくらいの健康な男性でした。

したがって、十分な体力のある成人が、十分な医療を受けられる環境で感染した場合は治癒まで持っていける可能性はかなり高いと考えて良さそうです。

風邪の初期症状と判別することが難しいため、発熱が続く場合や咳が強い場合は特に受診するべきかもしれません。(まだはっきりしたことは言えないのですが・・・)

★注意★
今回紹介したのはたった1つの例でしかありません。上記以外の症状が出る場合もあります。書いてある症状がないから違う!という安易な判断はやめ、疑われる症状がある場合は必ず受診してください。


行われた治療も一応書いておきます。【医療従事者向け】

できる限り原文やその他治療報告を参照してください。
原文中には血液検査データも掲載されており参考になる可能性があります。


・鼻をぬぐうことで検体摂取(ウイルス判別の為)
・PCRによるウイルス特定
・吐き気止め用のオンダンセトロン+2L生理食塩水による体液確保
・アセトアミノフェン、イブプロフェンによる解熱
・咳抑制のためのグアイフェネシン
・肺炎となったため二次感染抑制のためVCM、CFPM(抗生物質)
 → MRSA陰性となったため後に中止
・そのまま回復


私たちが行うべき対策🧼

新型コロナウイルス(COVID-19)は、非常に感染力の高いウイルスだと考えられます。しかし、普通の感染予防対策が、普通に効くウイルスでもあります。


私の書いたこの記事のような普通の予防策でしっかり予防が成立します。

さらに、咳エチケットなど感染を拡大しないマナーが非常に大切です。私たちの手で感染を最大限防ぎましょう。続報も報告させていただきます!



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引用

Holshue, Michelle L., et al. "First case of 2019 novel coronavirus in the United States." New England Journal of Medicine (2020).

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