来世もどうせ暑がって82円のアイスを食べる

 
アプリのバグかな、通知なんかなんにもないのに右上の通知マークがずっと消えなくて、ねぇわたしそういうの嫌いなんだよね、
昨日の夜は眠れなくて、でも何見てもおもしろくなくて、おまけに暑くて、やな感じだった、夏もういいよ。
暑いのなんて、空想や物語の中だけでいい、もう。
 
 
こんなときこそ詩書けよって呆れ顔で蹴飛ばしてね夢でしか見たことない来来世の同居人、
ねぇ今書いたって、暑いことと、脚が、腕が、もうすこし細く長くなりたいこと、お腹がぺたんこになりたいこと、肌がつやつやのつるつるになりたいこと、髪もつやつやになりたいこと、そんで元からそうだったみたいな顔で笑いたいこと、ばっかり書いちゃうけどいいの?
 
どうせいつもそんなんだったな、そんなんを飾り立てて書けなくなったら、表現する言葉が泡みたいに消えてっちゃったら、終わりなのにな、と、いつもいつも怯えながら生きています、今日もね。
 
 
本当はチョコレートのアイスクリームが食べたかったのに氷のアイス食べているとき、じゃあもういっそなんにも食べなきゃ良かったのにって、なんかいつもそういう、そういう人生じゃね?って泣きたくなる、相変わらず気分が乗らないと主語が大きくてしょうもない。
 
レモン味の氷に謝らなきゃいけない、おまえ、おいしいのにね、もっとかわいく笑うひとに、食べてもらえればよかったのにね、
そんなことないよ、おれ、きみにたべてほしかったんだ、ほんとは笑ってほしかったけど、って、脳内で勝手にアテレコして都合良く涼しくなる、
そういう遊びばかり得意になるけど、ひとりばっかりが好きなわけじゃないからたまには一緒にいてね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。