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医療と物語とアートから、人類がある限り残りそうなものを考える

歴史に残るもの、つまり時間の選別に耐えきるものが「良いアート」だなんて言われることがあります。経年劣化しないもの(むしろ時間が経って良くなる)で、自分が得意なことはなにかと考えた時に、出てきたことが2つありました。

「医療」と「物語」です。

長く残るものって他にも死ぬほどあると思うのですが、自分が得意なもので絞るとこの2つでした。

医療っていうのは、人類史を考えても古くからあって、最初はおまじないみたいなものだったとしても、根本は「治したい」だと思うのです。この「治したい」は生物がいる限りなくならない気がしています。

というのも、身体の中にはもともと「治したい」機能が備わっていて、「治る」方向に向かうことはとても自然だからです。身体にシステムとして備わっている「治る」を覆すことは簡単にはできないと思うのです。

物語というのは、エンタメと教育の掛け算だと私は考えています。

聖書だったり神話だったり、世界中に古い物語というのが残っていて、それらは今読んでもエンタメ的におもしろいです。竹取物語なんかを見てもそうですが、ファンタジーって古びないんですよね。なので、物語は経年劣化に強いジャンルの一つだと思っています。

物語が教育だというのは、聖書を考えると一番分かりやすいかなと思うのですが、物語の形式になっていると、教科書みたいな感じよりも内容が分かりやすく頭に残りやすいですよね。たとえば悪い大金持ちと清い貧乏人の物語がすごく流行ったとしたら、お金持ちは悪そうというイメージが植え付けられちゃうと思いませんか。

物語はファンタジーだけでなく、リアルなニュースも同じように教育的に作用すると思っています。

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アートはなんだろ?

医療は「治したい」、物語は「エンタメ×教育」だとすると、アートはなんだろうと。アートってなかなか難しくて、ラベルは同じで中身が異常に変わるものなんだと今の私は理解しています。

アートの缶詰を買ったけど、中に入ってるのは「雲」や「虫」だったり「未来の食糧問題」だったりする。びっくり箱みたいなものなんですよね。だから「前に雲が入ってたから、今度も雲かな」と思って箱を開けると予想外のものが入っていることもあります。そのくらい変化しやすいもので、進化がめっちゃ早い生物みたいなイメージです。

実のところ、中身の賞味期限は異常に短くて、アートというラベルをなににつけるか、というのがアートをつくる行為なんじゃないかと思うのですが、だいたいは中身に注目が集まってしまうので、ラベルのことはあまり気づかれないように思うのですね。ラベルが張り替わっていることに気づかれなければ、それがアートだとも認識されません。

世界で一番偉大なアーティストはブッダなんじゃないかと私は思っていて、インスタグラムが「現代アートとしてこのサービスをやってるんです」って言い出したら、今のアーティストのほとんどが敵わないだろうなぁって思っています。宗教という見せ方、ビジネスという見せ方をしているだけで、やっていることはアートと同じだなという認識なのです。

作品を自分が見るだけで一生やっていくっていうならいいんですが、発表する場合には、まわりの人を説得する必要も出てきます。その「説得」部分を手伝ってくれるのが、私にとって物語であり、説得の先にあるのが「医療」なんだろうなと考えたのでした。

なんかあんまりまとまらなかったです、ごめんなさい(なぜ謝る)。また考えます。


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