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カリスマのなりかた

10年ほど前、うちの師匠とタクシーに乗っていたとき、「カリスマとは」という話をしていました。
「広井さん、カリスマにはどうなったらなれるんですか?」と問うたら、師匠答えて曰く、
「金に頓着しないことだ」

金は天下の周りもの。金が入ったら他人のためにばんばん使えと。「金を貸してくれ」と言われて、どう考えても返さないだろうなという人にでも貸してあげるんだとか。

自分は他人にばんばん使えるほど金が無いのと、母方が金貸しの一族なので借金にはとても厳しく、その生き方はできないだろうと。その代わりに時間や汗や労力や優しさをばんばん他人のために使おうと思ったのです。

後年ものの本などから、人間の自我の根源は臆病な「死にたくない」という好悪感であり、逆に自分の生存に有利になるものを好きと錯覚する本能があるそうです。つまり側にいてお金を自分のために使ってくれる、お金を稼がせてくれる(と錯覚させてくれる)存在を人はカリスマと感じるのだそうです。

そういう意味ではお金でなくても、Give & TakeのGiveを沢山する人は他人から見たら自分の生存確率を高めてくれる存在と認知される =カリスマになれる。というわけです。

オンラインサロンで有名な某芸人さんも、その参加者は「この人の言うとおりにすれば、少なくとも今よりお金が手に入る」と思っているから参加しているのかなと思っています。本当にそうなるかは知りませんが。

そんなこんなで、Give & Takeのバランスシートを、Give過多にすべく頑張っております。

その頑張りのかいがあってか、色んな人から「金の臭いのしない人」と認知されております。伊集院光さんなんか、初めて会った次の週の深夜ラジオで「びっくりするほど金の臭いがしない人と会った」と評してくれたのは良い思いでです。
カリスマになれたかどうかはよー知らん。

最後におひねりいただけた方に、感謝の言葉とこぼれ話を!

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