家族社員の片方が不利になる現実
同一会社に家族入社したもののうちの片方が、キャリアを活かせなかったりする等の不利益を与える形で、職場を別々に配属させることがある。
よくなるのが、社内結婚で結ばれた者同士のイメージが強いが、
前職で私達父娘も同様だった。
家族社員を同じ職場というか、同じ建物内に配属させないのは、
「馴れ合い」と同様な事情を持ち込んでいては他の同僚に悪くさせない様な配慮をしなければならないという負担があるからだ。
それは理解していたものの、雇い止めにあった職場の酒席で、元上司のひとりに、実父がいた職場にいた親しくしてもらった女性と会う機会がなく、寂しい思いをしていると話したら、
私の場合は、実父が現役時代にプログラミングをはじめとした機械職のキャリアを活かせる部署に配属された為に、彼女達と離れ離れにならならなくてはいけない現実は勿論、それによる不利益を受けなければならないという現実を受け止めて欲しいと告げられた。
所謂、
「利益相反」であり、自分が望んだ生き方が不可能になるということだ。
本心は実父と同じく会社に入社することを拒否したものの、両親はそれ以前の進路選択失敗による急な変更を求められたことに対し、せめて自分らしい生き方がしたいという私の懇願を受け入れず、折れた形で入社したことを悔やんだ。
前期に配属された職場で、初職より酷い扱いを受けて、個室に引きこもったり、高齢社員らと距離を置いていたことから、
形のない「反抗」として現れたことから、実父の友人である当時の元管理職が実父に告げ口されたことに対してやり辛さがあった。
角界でいえば、 #若貴 兄弟が相撲部屋に入門した時期に、元から相撲をしたかった元 #貴乃花 親方を守る壁になれと言われた #花田虎上 氏が不本意な形で入門をしたり、元貴乃花親方の長男の #花田優一 氏も厳格で「名横綱」だった父親を守る為に我慢をしてきたという理屈に相当する。
家族入社したデメリットは、
キャリアがある経歴社員だった実父を持ち上げる為に会社から呼び寄せた様なものであり、その娘である私は優秀な「父の子」としての立派な振る舞いを完璧にこなさなければいけなかったという #生きづらさ があった故のことであり、それによる抑圧が噴出すれば、家族のみならず、他の社員から白い目で見られることの危惧から、下を向いて歩かなければならない現実があった。
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只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。