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応援!男子新体操
2022年7月25日 18:55
なぜ、個人選手だったのかその企画は、「個人はなぜ、団体ほど注目されないのだろう」という素朴な疑問から出てきたものだ。幸運だったのは、取材しやすい国士舘大学に魅力的な個人選手が揃っていたこと、舘山楓弥君が東京にいたこと、そして応援!男子新体操が素人集団であるが故に、活動に何も縛りがなかったことだ。男子新体操を、どんな入り口からでもいい、知ってもらいたい。フィギュアスケートと同じ表現スポ
2022年7月3日 19:41
真夏のように暑い6月の土曜日、国士舘大学多摩キャンパスにある新体操部の練習場を訪問した。団体団体メンバーは、全カレの演技を細かく分け、秒単位で繰り返していた。この時期、よく見られる光景である。だがそこには、例年と違う風景があった。山田小太郎監督が、自ら動きながら選手に手本を示していたのだ。その動きの美しいことといったら。選手は監督を真似て動こうとするが、なかなか同じ形にならない。今ま
2022年7月2日 10:13
試合で起こること映画「バクテン!」を見て、一番刺さったのは香川のインターハイのシーンでした。あの演技の中で起こったことは、実際の試合会場で何度も、何度も見てきました。その時の選手の心象風景をスローモーションで描いた見事さ。その後の場面転換の見事さ。映画のそのシーンも、試合で実際に見るそのシーンも、胸が「ズォン」と鳴る瞬間です。男子新体操の団体演技は、わずか数秒の動きを何度も何度も、1年
2021年6月26日 14:15
すべての高校生が目指す最高峰の試合、インターハイ。2021年。紫野高校は、強いタンブリング力を生かした攻めの構成で府大会に挑もうとしていた。同じ京都府内には網野高校という好敵手がおり、さらに近畿ブロックには大阪の清風高校や尼崎西高校など全国大会常連校がいる。知る人ぞ知る男子新体操の激戦区なのだ。2019年には、尼崎西高校と紫野高校がインターハイの切符をかけて争い、わずか0.050という僅差で
2021年4月11日 10:22
個人競技の魅力を発信するユニット「The Force【春】」のPVをYouTubeにて公開いたしました。このPV映像のメイキング映像①(21分間)を販売いたします。追記(2021年4月24日)メイキング映像その②(27分)も追加しました。この記事をすでにご購入いただいた方は、再度購入の必要はございません。記事の有料部分の一番下までスクロールしていただき、掲載URLからご覧ください。被
2021年4月9日 11:17
男子新体操がアニメになる。それは私にとって、喜び半分、恐怖半分のニュースだった。男子新体操はマイナースポーツだが、これまで世間の注目を集めるいくつかの大きな出来事があったと思う。その度に私は過剰に大きな期待をした。しかし男子新体操をめぐる状況が大きく変化することはなく、こっそり失望するということを繰り返した。でも、このアニメ第一回の放送を見て思った。男子新体操界に今後何が起ころうと起こら
2020年10月31日 19:06
名取高校を初めて取材した時、「いつかこの選手の記事を書こう」と思った。その人の名は、馬場翔希(ばば・かずき)。全国大会常連チームに初心者が馬場君は、いわゆる「高校始め」の選手である。宮城県名取高校は全国大会常連チームだが、公立高校であるため学区外から優秀な選手を集めることはできず、全く新体操経験のない生徒が入部してくることもある。しかし彼らを待ちうけているのは、想像以上に過酷な練習だ。本