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導入園向けイベント ”おしゃべりきっつ”開催レポート vol.6

みなさん、こんにちは!スマートエデュケーション大澤です。
1/25(水)に開催した「おしゃべりきっつ」のレポートをお届けします。

今回は一部・二部合わせて15園の先生方にご参加いただき、きっつに関するお悩みやきっつを楽しくするヒントについて、楽しくおしゃべりしました。
ご参加くださった先生方、本当にありがとうございました!

おしゃべりの内容を少しご紹介します♪

● 最近、きっつで楽しかったこと

・アートポン!
スクリーンでみんなで見るのが少し飽きてしまったので、グループに1台iPadを渡し、グループで鑑賞しています。見たい作品を自由にタップしてじっくり見てみたり、自分の作品や作品に込めた想いについてグループのみんなに伝えたりしています。

・ゴッコどうぶつえん
親子イベントで、ゴッコどうぶつえんを使いました。親子で象の模様を自由にデザインしてもらい、ペーパークラフトを作りました。ふたつとして同じものがない、個性あふれる作品がたくさん生まれました。保護者もとても喜んでくれました。

・あわせっと
4歳クラスで「あわせっと」をやりました。マップの中に面白いものがたくさん描かれているので、子どもたちが自由に発見して楽しんでいました。
絵合わせだけではない面白さがあると思いました。

・mobie(モビー)
最近、園から年長さんにけん玉をプレゼントしました。自由に絵を描いてオリジナルのけん玉を作ることができるのですが、家庭で絵を描いてもらい園に持ってきてもらって、自分のけん玉をみんなに紹介する動画をmobieで作りました。
作品を見るだけではわからない子どもたちの思いを、みんなで共有することが出来ました。

● きっつのお悩み

・「おとねんど」で、多くの子が音を作らずに声で解決しようとしてしまいます。どうしたらいろいろな素材で音を作ってくれるでしょうか。

(他園さんからのアドバイス)
いろいろな素材を用意し、音作りに入る前にやってみたい子に前に出てきてもらって、好きな素材で音を作ってもらいました。お友達がやっているのを見ると「自分もやってみたい!」と思うでしょうし、アイデアも膨らむのではないかと思います。

(大澤より)
トップ画面からテーマを選択すると、この画面が表示されます。右上の「作り方」をタップするとサンプル音と作り方の例を動画で見ることができます。
サンプル音の動画を見ると、音の作り方の幅が広がるので導入のタイミングで、みんなで見てみるのもよいと思います。

・自由遊びの時間に取り入れたいけれど、自由に使わせるとどうしてもおふざけになってしまいます。どうしたらよいでしょうか。

(大澤より)
最初に子どもたちと一緒に使い方についてのルールを決めるのもよいと思います。
使い方に関して気になる姿が見られたら、サークルタイムやクラスの話し合い活動のなかで「こんなiPadの使い方、みんなどう思うかな?」と問いかけて、クラスみんなで考えてみるのもよいのではないでしょうか。
子どもたちにとってICTはとても身近な存在です。家庭でiPadやスマホを使っている子も少なくないと思います。長く付き合っていくことを考えると、先生が一方的に注意するというよりは、自分達自身で使い方を考えられるようになった方がよいのかなと思います。

・「あわせっと」の発表の方法がわかりません。子どもに何を聞いたらいいかわからず、「気に入っているカードはどれ?」などと聞いたりしていますが、しっくりきていません。

(大澤より)
「つなげっと」や「あわせっと」は、つなげることを目的にしてしまうとあまり広がらないかもしれませんし、苦手な子にとっては少しつらいかもしれません。
「つなげっと」「あわせっと」のマップには面白いものがとてもたくさん描き込まれています。マップの中でどんなものを見つけた?と聞いてみると面白くなるのではないでしょうか。みんなで探してみよう!と盛り上がると思います。

(他の先生より)
以前、マップの中に描かれている「ぼっとんトイレ」や「多目的トイレ」をある子が見つけて、クラスで盛り上がりました。トイレの歴史や「多目的トイレ」については社会の多様性などにも話題をつなげられて、とてもよい時間になったかなと思います。

● 発表が……つらい?

きっつの時間に発表の時間を設けている園さんも多いかと思います。時々、「発表の時間に子どもに何を質問したらいいかわからない」「子どもの作品をみて、どんな声をかけたらいいかわからない」というお悩みを先生から聞きます。

「アートポン!」で考えてみましょう。
「海」「空」などの標準的なテーマで、下絵を使って描いているような場合は、子どもが何を描いているのかが明らかなことが多いかなと思います。そんななかで何を質問したらいいのか……。ちょっと困ってしまう気持ちもわかります。
「どこを頑張ったのかな」「どこが気に入っているのかな」と聞かれても、ピンとこないお子さんもたくさんいるかと思います。
もし子どもたちに「何を描いたの?」「これなあに?」と聞くことができたら、先生の気持ちはだいぶ楽になるのではないでしょうか。
では「これなあに?」と聞けるようになるには、どんな活動をしたらよいのでしょうか。

アートポン!の場合は、「フォトテーマ」を使うと子どもの創作の自由度が高まって、「これなあに?」の質問が使えるようになります。
(『フォトテーマ』は背景の絵・写真を自由に設定できる機能です。簡単に使えるので、ぜひマニュアルを見ながらやってみてください!)

例えば
夢の動物園(背景:動物園、草原、ジャングルテーマ)
幼稚園にどんなおもちゃや遊具があったらうれしい?(背景:園庭)
大人になったらどんな人になりたい?、小学生になったら何をしたい?(背景:将来の夢←フォトテーマ。5歳冬の指導案用に用意している背景です)
ひとりぼっちでさびしい子犬。どうする?(背景:犬のイラスト or 写真)

など、子どもたちの生活や体験に直接つながっていたり、興味関心をもっていることに関連するテーマで活動をすると、子どもたちもイメージを持ちやすく、色々な作品が生まれるのではないかと思います。アイデアが多彩であれば、先生も質問しやすいですし、子どもたちも自分のアイデアを自慢したくなるのではないでしょうか。先生も、質問だけではなく作品に対する自分の感想を伝えやすくなるかと思います。

もしくは、「空」「海」「ジャングル」など標準テーマで活動する場合に、下絵ではなく「白い紙」を使って自由に作品を作ってもらうというのもよい方法です。自子どもたちが自由に作品を描けば、先生も「これなあに?」と聞くことができますよね。ただ、「白い紙」がプレッシャーになってしまう子もいると思います。そんな時はぜひ下絵を使用してください。「下絵の周りに好きなものを描き足してもいいよ」と声をかけて、ちょっとしたものを描いてもらうだけでも、ぐっと質問しやすくなると思います。
ぜひ、やってみてください。

おしゃべりきっつでは、これからも皆さまの保育のヒントになるような、いろいろな事例をご紹介していきたいと思います。
導入園の先生同士でお話しすることで、安心感を持つことができ、新しいことに挑戦したい!という気持ちになれた、というご感想もいただいています。
引き続き、楽しくおしゃべりしていきたいと思いますので、ぜひお気軽にご参加ください!

次回予告

さて、次回の「おしゃべりきっつ」は
2/22(水)第1部 13:00~14:00  ・第2部 16:00~17:00です。
「卒園・進級にちなんだ活動をしてみよう!」「新年度、楽しくきっつを始められるこつ」
などについてお話しできたらな、と思っています。
もちろん、先生方からの質問に答えることが最優先です!素朴な疑問でもなんでもかまいません。
ぜひお気軽にご参加いただき、教えていただけるとうれしいです。

★おしゃべりきっつ2023年度年間スケジュール

https://ouchien.jp/documentation/00dd3593-0023-401e-89d3-8ce3fd7e356d

過去のおしゃべりきっつのレポートは、こちらから!↓

https://note.com/ouchien/m/me24763abac1d

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