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子育てとアドラー心理学の課題の分離

宿題、お風呂、ご飯。

我が家の「子どもに声かけするも、後回しにしたがるベスト3」。

「まだー」
「あとでー」
「ちょっと待ってー」

親から見ると「早く済ませたいタスク、ベスト3」でもある訳よ。だから、余計に「あとで」と言われると、ムッとしちゃうのかもしれない。

ここで、コンコンと早くして欲しい理由を説明すると、

「お母さんが本読み聞かなきゃいけないんでしょ?ご飯の用意もあるから、早くしてほしいんだけど。」

「お風呂に入るのが遅くなると、寝る前の絵本の時間がなくなっちゃうよ。」

「お母さんには片付けもあるのよ。食べ終わらないと片付けられない。早く食べて。」

……。

果たして、理由を説明したからと言って、「はーい」と言うことを聞いてくれるだろうか。

聞いてくれない気がしますね……。

私の父親は、正しい意見を言う人でした。ぐうの音も出ないから渋々言うことを聞いていましたが、悔しくて心の中ですごく反発していたことを覚えています。

アドラー心理学でも言われていますが、ここは「課題の分離」を考えると、方向性が見えてきます。

宿題をしなかったら、お風呂に入らなかったら、食事をしないなら、最終的に不利益を被るのは誰でしょう。

子ども本人ですね。

と言う訳で、声かけして、後回しにする返答が返ってきたら、

①、私が協力できる条件(17時までなら付き合える、10分なら待てる等)
②、①から外れた場合は自力でなんとかすること(お父さんの帰りを待って本読みを聞いてもらう、お風呂は自分たちで入る、絵本は長男が次男に読んであげる等)

このことを説明するようにしてます。

(もー早く宿題してよ!)
(お風呂は、今日は入らないつもりなのかな。)
(ご飯一緒に食べたかったなぁ。テレビの方が大事か!)

とか、モンモン考えちゃうんですが、そこはグッと堪えて。あ、「ご飯一緒に食べたかった」は言うか。

日常生活の些細なことさえ、自分で決められないのなら、進路や就職先なんて自分で決められる訳ありませんから。

自分で決めて、行動して、自分でその責任を取る。

そういう経験をさせていきたいなぁ。

お風呂に入らなかったから、ベタベタして寝苦しいな。テレビ見てたから、お母さんと一緒にごはん食べられなかった。悲しませちゃった。宿題は?って声かけられたときにやれば良かった!遅刻だ!

やっぱりお風呂入ると気持ちいいな〜。宿題を昨日のうちにやってあるから、今朝は余裕ある。今日は一緒に食事できたから、いっぱい話せた!


とかね!頭で分かっていても実践が難しいところではあるんですが。

あなたが、快適に伸び伸びと暮らし、勉強も運動も頑張れるように援助する用意はあるぞ!

どう使うかは、君たちしだいなんだ。

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