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自信がないよ?📕皆そうなんだよ!

自信がないよ!

自分に自信を持つためにはどうすれば??
㊟生徒必見

常に自信のあるという人も,いつも自信がないという人も少ないのではないでしょうか。どちらかに偏りやすい傾向にある人はいるようです。しかし,多くの人は,自信が漲っている時期があったり,落ち込んで自信を失ったり,という状態を行き来しているように思います。

私が仕事で関わってきた〇万人を超える生徒のタイプとその結果(成績の伸び方)を分類すると以下のようになります…オトクイノ(¬_¬)カンカクワケ…。

①自信があるタイプ
●良いところ
過去を引きずらない
自分はできると思って取り組む
▲悪いところ
失敗を生かせない
人の話を聞かない
★成績の伸び
あまり伸びない

②自信のないタイプ
●良いところ
慎重に行動する
指導通りやる
▲悪いところ
失敗を気にし過ぎる
自分であまり考えてやらない
★成績の伸び
あまり伸びない

どうですか?「どっちのタイプもダメじゃないですか?」という声が聞こえてきますよ…ソノママジャ(・・?)ダメダケド…。

違います。どっちのタイプでも大丈夫です。実は私が今回提示した分類は,あくまで生徒自身が思っている感覚。つまり意識の浅い部分で捉えているのです。この状態で成績を上げることは難しい。己を知らなければ本当の実力を発揮できません。

私が指導で心がけていることは「鏡」,つまり私自身が鏡になれば,生徒は私を通して自分の状態が見えてくる。心の透明感に比例して成績が上がるのです。心に焦点を当てない教育は本来あり得ない…。

生まれ持った性格や育った環境で,自信を持ちやすい「①タイプ」と自信を失いやすい「②タイプ」に傾きやすいということはあると思います。偏った癖が染みついてしまうのですね。

一番難しいことは,自分をありのままに見るということ。この基準から見ると,①も②もズレているのです。①は基準以上に,②は基準以下の場所に自分を置いている,つまり幻覚に惑わされているようなもの。こわいですね…ヤバイ(>_<)キズカナカッタ。

自分自身だけで自分を客観的に見ることは至難の業。「人」が必要なのです。鏡になってくれる人が…。自分の考えを押し通そうとする,悪魔に取り憑かれた指導者は,永遠に鏡にはなれません。また,自分のスタイルを決めて,調子に乗って生徒に対峙している先生や講師,またストレスを子どもにぶつけているような親にも無理でしょう。これらすべて,相手(子ども)の存在を無視しているのですから。身近に信頼できる人がいればそれでいいのですが,いない場合でも「書籍」が自分の指針になることもあります。現在であれば「ユーチューバー」が師匠となる場合もあるかもしれません。

<自信についての定義(基準)>
自分の置かれている環境で左右される「自信」は,ただの感情であって,本当の意味での「自信」ではありません。他から与えられるものは自信ではなく,感情の波…。

では「自信」とは一体何者なのでしょうか(私の考えです…ゴメン( ノД`)ナサイ…)?

「親が子どもに持つ無条件の愛」・・・これが私の考える「自信」。子どもが良いことをしても,時にはイライラさせる行動をしても,何も変わらない無償の愛,絶対に譲れないもの。もちろんこれは「溺愛」や「親の欲目」とは似て非なるものです。

これを「個人」に当てはめてみます。「どんな自分でも自分を好きでいる」・・こんな感じでしょうか。この定義で考えると,成功や失敗また他人の評価は一切関係ないことになります。とは言っても,失敗したときや他人に良く思われなかったりすると,自信どころではなくなるのが,私たちの偽らざる心情。だから自信を持つことは難しい。

ではどうすれば良いのか?ーー私たちは,良い状態より悪い状態の方が圧倒的に多い。それが現実の社会でありありのままの人間像です。でなければ,過去から現在に至るまで,差別と抑圧,そして戦争の繰り返し…こうした世界にはなっていないでしょう。ーー「自分の思うようにならない行き詰まりの状態でも自分を信じる戦い!」=「自分を信じることができなくなっても,自分を信じていくこと!」:この「気持ちの流れ」が「自信」を強くしていくのだと思います。決して固定されたものではないということ。自分でつかむしかない。他人によって与えられるものではないのです。こう考えると,「行動派」の方が自信を維持しやすいことが分かります。「停滞」は「後退」です。

<模試で県1位を取った生徒の例>
この生徒は,自分に自信のないタイプ(自分で言っていた)でした。しかし自信がないからこそ「自分より力のある人の話を聞くこと」と「行動すること」,この2つはやっていきたいとのこと…本人の言った通り,黙々と3年間,言葉にしたことを貫き通しました。部活が終わると塾に来て,指導を受けて勉強に取り組む…大変な闘争です。中3で県版模試で県1位。その後も全く調子に乗ることはなく,淡々と決めたことを続けました。「これで自信がつかない訳がない」と,私は強く感じ,尊敬しました。

「自分なんかたいしたことはない,どちらかというとダメ人間だ」⇒「だから人の話を聞いて実行する」👈この積み重ねが心を鍛えていき,「自信」すなわち「自分を信じる力」が増していくのだと思います。自分で決めた約束を破らないのですから,自分自身を信頼できるようになるのは道理。決めたことをやらない人は,信頼を裏切っているのですから,自信を失っていくのは当然と言えば当然です。
※病気を抱えている人は「体を休めること」が「自分で決めたこと」になります。絶対に無理をしないように。学校に行けない人は「家でできること」が「決めたこと」です。動けるときは小さなことでもよいので挑戦してみてくださいね。


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