子宮の病気のこと③
子宮内膜症と私の付き合いを書いていきます。
いま同じ病気を持って不安な気持ちで辿り着いてくださった方、
まずは落ち着いてくださいね。
私は今、普通っぽく暮らしています。
■2011年の検診までは異常なし。
その後数年、検診をサボり…。
■2014年6月
子宮内膜症と診断される。
子宮内膜症とは…
子宮内膜、子宮の内側は、毎月剥がれて体外に排出されるわけですが(=月経)、その子宮内膜が他の部位に発生してしまう……それが子宮内膜症です。子宮外に子宮内膜が出来ると、排出の道がないので溜まってしまう……。原因は不明。
私は卵巣に内膜が発生しており、卵巣の大きさが3cmと通常より大きくなっていた。排出されず溜まった古い血液がチョコレートに見えることから「チョコレート嚢胞」とも言うそうです。へー!かわいい名前つけたね……
・卵巣がんとなる恐れあり、
・他の内臓と癒着して痛みが増す恐れあり、
・不妊の恐れあり、
・ホルモン治療か、外科的手術が必要となるケースもあり……
と色々説明されたが、
自分には情報を受け止めるので精一杯で、
とりあえず経過観察……ということにいたしました。
その頃、大人の新感線『ラストフラワーズ』というお芝居の稽古についており、病院を出たあと稽古場へ向かったのですが、死ぬ病気ってわけでもないのに、稽古場について、稽古場に入る前に、「いや、何をやってるんだ????」という気持ちになりまして、ちょっと泣いてしまいましたね……。何をやってる、って、仕事ですけど、「がんになるかも」「不妊となるかも」と言われてショックがあったみたいです。
全くの余談ですが『ラストフラワーズ』めちゃめちゃ良かった。あまりに「オールスター!」という感じでしたが……東京スカパラダイスオーケストラさんの楽曲、小池栄子さん、星野源さんが特に……記憶に残っています。古田新太さんはいつでも最高。いのうえひでのりさんはいつでも素敵。
■2015年2月
3cmだった卵巣が5cmとなってしまい、お医者様の勧めもあって低用量ピルを飲み始めました。
最初処方されたピルは「月経困難症向けのピル」で、私には……合わず、吐き気がすごいのと、毎日同じ時刻に飲まなきゃなんですが、少しでもズレると(1〜2時間とか)不正出血するようになり、(不正出血、生理でないときも出血があることです。ずっと貧血でヨレヨレになる)
「避妊目的のピル」に替えていただきました。こっちの方が私には合いました。
確か月に数百円だけど、避妊用ピルの方が高くて「なんなん?!?!」と腹が立ちましたね……
用途で区別するのも意味不明だし、避妊目的だと高いっていうのも意味不明!!
■3ヶ月後の2015年5月、
卵巣5cm→2.6cmに小さくなる。
このまま続けましょう、と、以降、
■2018年7月まで、3年半、ピル服用を続ける。
のですが!ここでピル服用をやめています。これは自分の愚かさの表明ですが、
【毎日同じ時間に一錠飲む】
が、私にとって本当に難しかったんです。いつ飲んだかわからなくなる。ピル、1ヶ月分が1シートになっており、飲み忘れがないようアレコレ配慮がされています。が、私はその配慮をことごとく無視……。(したいわけではないのですが)
配慮……何曜日に飲み始めたか分かるようにシールを貼ったりする。が、それをしない、できない。(でもこれだけ丁寧な配慮がなされているということは、やはり毎日定時に飲むことが大事かつ、それが敢行できない人も想定されている=一定数いる、のでは……。)
そして【毎日同じ時間に一錠飲む】ができず、「あれ?今日飲んだかな」「忘れてたかな?飲もう」などをやっていると、ホルモンバランスが乱れ、(ピルとはホルモンを外から定量入れて、体内でホルモン生成を抑制するもの。安定させるために入れてるホルモンが不定期に投入される→体内ホルモンバランスが乱れる)、
不正出血(月経時以外の出血…)となってしまうのです。
書いてても、なんで出来ないのかわからない……。
こんな簡単なことができない自分に嫌気がさし、またその結果不正出血が続き、体調もおかしくなり、服用を、やめました……
お医者様に相談したところ、「絶対ピル飲まなきゃいけない、ってわけじゃない、飲まないで経過観察、を選ぶ人もいる」とのことで、私は一度ピル服用を止めることにしました。
「自己判断で、薬を止める」というのが少し、恐怖でした。先生は材料はくださるけど、判断は自分なんですね。
はー、
アホすぎて参考にならないかもしれませんが、こういうバカもいるんだな、と、もし!!!!ピル飲み忘れで体調不良起こしてる人いたら、「他にもいるんだな」と……思ってください……。
■2019年 4月2日
「そーいえば検診いこ」と半年ぶりに病院へ。
2.6cmと小さくなっていた卵巣がピル服用の中止で4cmとなっている。(つまり悪化)
ピル服用時、生理痛、はなかった。
ピル服用やめていた半年、「激痛」(学生のころの、何も対処してない時のヤバい激痛)はなく、痛いな、辛いな、嫌だな、生理痛ないヤツらマジで羨ましいな、くらいはありました。
ここでピル服用を再開するか否か、やはり自分で判断せねばならない。(というお医者さまの方針?「飲みましょう、飲みなさい」と言う先生もいらっしゃるのかもしれない……)
私は今ひとつ(きちんと服用する)自信が持てず、保留、経過観察、としました……。
一旦ここまで。
つづきます。
読んでくださって、ありがとう。
どなたかの不安が少しでも減りますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?