捨てる…ってコト?



今月、お休みを頂いて家族で
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に行かせて頂きました
一年ぶりたぶん7回目(甲子園風)

予想はしていましたが鬼のように混んでいました
アトラクションは時間を間違えれば3時間待ち、食事も2時間待ち
ハロウィンシーズン期間中という事もあるでしょうがまあ凄かったです

しかしこの大人気テーマパークが
ある時倒産寸前だったのご存知でしょうか?

USJの開業は2001年
このタイミングで後に妻となる彼女とオープン年に赴きました

20年以上前の事なのでうろ覚えではありますが結構残念な記憶が色々ありました
映画会社のテーマパークですので基本的に自社制作の映画を
モチーフとしたアトラクションやイベントなどが中心に構成されており
一緒に行った彼女は帰りにこう言います

「なんか大した事なかったな」
私も当時その意見に同意しました

その後パークは話題性からオープン年こそ好調だったのですが
翌年から来場者は3割減、そこから微増源は繰り返しますが
初期投資・維持費用を考えると閉鎖まっしぐらの展開でした

現在経済界では大活躍中の方が2010年に入社し立て直しを図り
なんとか血止めと発展を考え 中・長期計画を立てるのですが
翌年予想もしなかった東日本大震災が起こってしまいます
世の中は完全に自粛ムード
家族で遊びに行って自分達だけ幸せでワイワイやってるのは憚られる
キャンセルに次ぐキャンセル
そのような空気になりました

さてどうするか

USJは映画専門テーマパークという概念を捨てました

この時期に行った施策は子供無料など様々なものがありましたが
大きいと思われるマーケティングは以下の通り

・映画にお金を使う人はそもそも少数だったという認識
・関東と関西の集客人口は3倍近くあり最強とは競合しない認識
・少ない集客の中でコストを掛けず出来る事は違和感なく「色々織り交ぜる」工夫
・アニメ、漫画、多くのキャラクターとコラボ
・追加で子供向けのワンダーランドエリア(不明)
 マニア向けのハリーポッター(450億)・ニンテンドーエリア(600億)を導入
・定期的にイベントテーマや内容を年代によってゴロゴロ変更する
・メシが美味い、そんなにぼったくって無い価格帯

USJは世界で4ヶ所あり(アメリカ2、シンガポール1、日本1)
おそらく日本最強であるディズニーランド東京のランド・シーの
いずれかを超える日本2位、世界でもトップクラスの集客がある
テーマパークとなっております
(2017年より入場者数は非公開のためWEB調べ)

本や映像や実際体験し学ばせて頂いた感想ですが
初期から比べると大幅に変化しました
別物になったと言っても良いかと

私も来園する度にカップルから夫婦になり子と共に行く
全てのシチュエーションを体験していて
その楽しさは毎回変わっており感動は上昇しています

これまでの常識を捨てる
体験の方法を変えるという事は
我々の業界にとってとても大事な事なのだろうと思っています

ちなみにハロウィン期間なので
夕方からゾンビが出没して今年より近距離で見れ
ダンスも踊れまくるのですが着物のゾンビ(二口女)もいますし
ちらほらと着物を着た方も見受けられました

着物でUSJでマリオランドかー
「次回あり」だなと思った今日この頃です




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