大槌刺し子

大槌刺し子は、日本の伝統手芸「刺し子」を、布地の上にひと針、ひと針ほどこすことで、手仕…

大槌刺し子

大槌刺し子は、日本の伝統手芸「刺し子」を、布地の上にひと針、ひと針ほどこすことで、手仕事のぬくもりを伝えています。公式サイト ▶ https://sashiko.jp/ オンラインストア ▶ https://store.sashiko.jp/

マガジン

  • 大槌刺し子の日々

    大槌刺し子のことや、大槌刺し子での日々のできごとについて綴っています。大槌刺し子の日常をのぞいてみてください。

  • 刺し子について

    刺し子は、「ものを大切にする」という想いが育んだ昔ながらの手芸です。そんな「刺し子」について綴っています。

  • OEM・コラボレーション

    営利と非営利をつなぐ、大槌刺し子が考えるOEMのかたち。大槌刺し子がこれまでご一緒させていただいた企業やブランドとの取り組み事例をご紹介しています。

最近の記事

刺し子の花ふきん

布巾一面に刺し子が施された布巾のことを「花ふきん」といいます。刺し子といえば、花ふきんを思い浮かべる方も方も多いのではないでしょうか。また、実際に刺し子をする人の間で最も多く作られているのが花ふきんでしょう。そんな刺し子の花ふきんについて、ご紹介したいと思います。 花ふきんとは 花ふきんとは、一面に刺し子をされた布巾のことをいいます。台所や茶道具の上にかける飾りふきんとして使われることが多いようですが、もともとは晒しです。吸水性もよいため、ご飯や蒸し料理の湯気とり、茶碗拭

    • ウクライナを支援する寄付つき商品の販売を始めます

      本日、2022年5月9日より、ウクライナを支援する寄付つき商品の販売をします。販売するのは、ウクライナの国花でもある「ひまわり」をモチーフとした刺し子を施したハンカチとマスクです。どちらも販売金額のうち、1,000円がテラ・ルネッサンスが行うウクライナ危機緊急支援の活動費にあてられます。 オンラインショップ(https://store.sashiko.jp/)にて予約受付中・5月中旬より順次発送いたします。 ウクライナ危機について ウクライナでは、2022年2月24日に

      • en・nichi(京屋染物店) と刺し子修繕

        岩手県一関市で100年続く染物屋さん、京屋染物店が展開するen・nichi。日本人が昔から使ってきた割烹着や野良着、お手拭きなどの日常の「道具」を、100年間培ってきた技術と経験を持つ職人さんたちが、ひとつひとつ手づくりしています。 100年続く京屋染物店京屋染物店がある岩手県南部に一関市は、世界遺産・平泉の玄関口として知られています。城下町として盛え、浄土思想や伝統芸能など数多くの伝統品が生まれてきた場所です。 京屋染物店はその地で100年の歴史を持ち、デザイン、染め、

        • ao×hahaha!「母の祈りのガーゼ産着」から繋がるご縁

          ガーゼ専門店のaoさんは、「洗いざらしのよさを感じる服」、「繰り返しき続けたい服」を作る、をコンセプトに、新潟県糸魚川市の自社工場で作られたファクトリーブランドです。国内生産にこだわり、安心で安全な目の行き届くものづくりをしています。 出会いは、赤ちゃんの産着2017年、「hahaha!」を主宰する二人の女性が大槌刺し子事務所を訪れてくださいました。お母さんになったお二人が大好きなガーゼを使って、「祝福と祈り」を込めた特別な産着を作りたい。そんな気持ちを刺し子さんに打ち明け

        刺し子の花ふきん

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          4本
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        記事

          MOMIJI × 大槌刺し子 大槌産ジビエレザーのポーチとショルダーバッグ

          大槌町の事業者仲間の株式会社MOMIJIさんの手によって捕獲された大槌産ジビエレザーと使ったポーチとショルダーバッグができました。「害獣」を「まちの財産に」という想いを胸に、一生懸命製作した大槌刺し子初めての革を使用した作品です。 1年以上の開発期間を経て、できました2020年の秋、株式会社MOMIJIの藤原さんたちが、鹿革のサンプルを持って、大槌刺し子の事務所に来てくれました。初めてみる鹿革は、想像以上に柔らかく、カラフルな色合いに変身していました。 「この鹿革を使って

          MOMIJI × 大槌刺し子 大槌産ジビエレザーのポーチとショルダーバッグ

          KUONと大槌刺し子 「自分のためにが誰かのために」

          KUON(クオン)は、古着や古布のもつ歴史や文化を取り入れながらも、その枠にとらわれず、その持ち味を生かしながら、新しいファッションに昇華させたアイテムを次々と発表する、今、最も注目されているブランドの一つです。 KUONの由来は、日本語の「久遠」、「遠い過去または未来」「永遠」。その名前の通り、「襤褸(ぼろ)」と呼ばれる使い古して役に立たなくなってしまったような布やぼろぼろになってしまった布(きれ)、また裂織や刺し子織などの日本の伝統文化を取り入れながら、洋服やバッグなど

          KUONと大槌刺し子 「自分のためにが誰かのために」

          刺し子にみる多様性

          刺し子は、布に綴り(つづり)縫いや刺し縫いする針仕事のことです。 刺繍は装飾の要素が強いことに対して、刺し子は補修や防寒を目的に始まりまり、時代の流れとともに、装飾の要素が加わり、糸目を重ねて美しい模様を描く刺し子へと発展してきました。今では、本当にたくさんの図案があります。 ときどき、刺し子のルール、縫い方について聞かれるのですが、ちょっと困ります。それは、刺し子にはあまり決まったルールがないからです。返し縫いや玉止めをしない、という最低限の決まりくらいしかありません。

          刺し子にみる多様性

          大槌刺し子のコラボ商品が買えるお店

          大槌刺し子では、いろんなブランドさんと一緒に商品を作らせていただいています。今回は、大槌刺し子のコラボ商品を扱っていただいてるお店を紹介します。 1. KUON デザインによる社会的課題の解決に取り組むブランド「KUON(クオン)」。大槌刺し子では、KUON立ち上げ当初より、パートナーとして、刺し子生地などを提供しています。大槌刺し子が補修を施した「襤褸」とよばれる生地は、ジャケットなどのアイテムとして、製品化されています。 また、KUONで人気商品「VINTAGE BO

          大槌刺し子のコラボ商品が買えるお店

          「ものを大切にする心を育みたい」という願いが生んだ、コラボレーション「familiar」×「大槌刺し子」

          神戸を拠点にモノ・コト・マナビなど様々なコンテンツを展開するベビー・子ども関連ブランドファミリア。「ファミちゃん」の愛称で知られるこぐまのキャラクターを思い浮かべる人も多いのでは。ファミリアの創業者である坂野惇子(ばんの・あつこ)さんは、「自分の子どもに着せるつもりでお洋服を作りましょう」という信念のもと創業、今でもその精神が受け継がれています。そんなファミリアと大槌刺し子のコラボレーション商品が誕生。今回、ご一緒させていただいた、デザイナーの石田さんや商品課の篠原さんに、企

          「ものを大切にする心を育みたい」という願いが生んだ、コラボレーション「familiar」×「大槌刺し子」

          刺し子について

          「ものを大切にする」という心が生んだ、日本の伝統工芸「刺し子」。日々の暮らしの中で育まれた手仕事である「刺し子」が、「作る人」と「使う人」の垣根を超えて、人と人を結びなおす。私たちは、「刺し子」のそんな可能性を信じています。 刺し子について 「刺し子」は、布地にひと針、ひと針、模様を刺す、日本中で親しまれている昔ながらの手芸です。一枚もしくは数枚の布を重ね合わせ、綴り縫い、刺し縫いする技法のこと、また、そのように刺したもののことを「刺し子」と呼びます。 最近では、刺繍の

          刺し子について

          大槌刺し子について

          「ひと針を通して、人と社会に寄り添う」 大槌刺し子は、東日本大震災をきっかけにうまれました。岩手県大槌町の女性たちが日本の伝統手芸である「刺し子」を、布地の上にひと針、ひと針ほどこすことで、手仕事のぬくもりを伝えています。 はじめに私たちの原点 大槌刺し子は、岩手県の沿岸南部に位置する小さな三陸のまちにあります。 きっかけは、2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災。大槌町は、町役場など、町の機能の大半を失い、多くの方が犠牲となりました。避難生活を余儀なくさ

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