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技術革新がもたらしたデジタル植民地主義

データ活用をめぐる先進国と途上国のせめぎ合いを読む

現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイト、ドットワールドに寄稿しました。

途上国の開発において、データはどのように用いられるべきなのでしょうか。世界銀行グループが今年3月に報告書「生活向上のためのデータ活用」(Data for Better Lives)を発表すると、欧米メディアはこぞって取り上げ話題になりました。だが、その後、途上国側から「先進国側の視点に過ぎない」「デジタル植民地主義だ」との批判が相次ぎ、根底にある両者の間の埋めがたい技術力や貧富の差、そして価値観の相違が浮き彫りになっています。途上国が反発する理由を探り、現状を読み解く記事です。

特に米国を中心とする先進国諸国のテクノロジー企業によって途上国のデータ利用や加工がなし崩し的に進められていることに対し、途上国から不満の声が高まっていることに焦点を当てました。

資源を無償あるいは安価に吸い取られ、それを加工利用した商品やサービスを高い価格で売りつけられるという、植民地時代から続いてきた経済支配構造の焼き直しが、データにおいても繰り返されているためです。そこには、データ資源が生み出され、活用されるインターネット環境そのものを先進国企業が支配するという、何重にも重なった南北対立の構図が見られます。

根深い問題を読み解きます。ぜひご一読ください。

https://dotworld.press/us_digital_colonialism/


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