岩田太郎
在米ジャーナリスト。米経済やITを中心に週刊エコノミスト、週刊東洋経済、ビジネス+IT、新潮Foresight、マネー現代、プレジデントオンライン、ダイヤモンド・オンラインなどウェブメディアにも寄稿中。連絡はページ最下部にある「クリエイターへのお問い合わせ」ボタンからどうぞ。
最近の記事
日本車メーカーはトヨタだけが生き残る…トランプ氏の「EV嫌い政策」で豊田章男会長の"予言"が注目されるワケ 「テスラ以外EV全滅」の未来がやってくる
プレジデントオンラインに寄稿しました。 米大統領選挙で圧勝したトランプ次期大統領が率いる共和党が上下両院も制しました。このことで、民主党バイデン政権の「2030年までに新車販売の50%を電気自動車(EV)にする」目標と、連邦政府のEV購入補助金制度が廃止される可能性がかつてないほどに高まっているのです。 1台のEVにつき最大で7500ドル(約115万円)の補助金が受けられる現行制度の下でさえ、直近の米EV需要は前年割れ、あるいは横ばいの月が続いています。補助金が止まれば売
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トランプを操る女性の存在が…!「SNS人事」のウラでポンペオ元国務長官の追放を主導した「猛獣使い」の正体と、アメリカ中枢ではじまる「復讐の嵐」
現代ビジネスへの投稿の後編です。 前編『トランプが政権人事で「共和党エリート」たちを次々と粛清…!「ほめ殺し」の末に追放されたポンペオ元国務長官の「悲惨な末路」』で紹介したように、かつての部下で袂を分かったポンペオ氏への「ほめ殺し」はかなり陰湿で「いけず」でした。 後編では、トランプ次期大統領が第2次政権でやろうとしていることを、さらに分析していきます。 具体的には、今回の選挙運動を統括し、新たに次期首席大統領補佐官に指名された「最強の政治コンサルタント」ことスージー・
アメリカ大統領候補の発した「デマ」に全米が泣いた…!「移民がペットを食べる」と言ってのけたトランプに捧げられた「皮肉すぎる歌詞の中身」
マネー現代に投稿しました。 大統領候補討論会が開かれた9月10日、共和党のドナルド・トランプ候補が対抗馬である民主党のカマラ・ハリス候補に対して、次のように主張しました。 「オハイオ州のスプリングフィールドで彼ら(ハイチからやって来た黒人不法移民)は犬を食べている。猫を食べている。そこに住んでいる人々のペットを食べている」 ところが、トランプ氏の言説の出所は「また聞きのまた聞きのまた聞き」、すなわち4次ソースでしかなかったのです。 このデマは、つぎの3つの情報から派生