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娘が不登校になりまして。

おはようございます。

 金木犀の香りが冷たい風と一緒に私に届けられ、すっかり秋めいたなぁと思う今日この頃。今朝は雨が降っていてその香りが感じられず、少し寂しい朝でした。娘が生まれる少し前、よく当時の家の近所で散歩をしていた時に金木犀の香りに癒されていて、私の中で金木犀の香りは娘の香り。あの頃は元気に生まれてきてくれさえすれば・・・そんな気持ちで娘の誕生を待ち侘びていた日々。

 その金木犀ガールも気がつけばもうすぐ13歳になるというところで、すっかりと不登校ガールになりました。今に始まったところではないのだけれど、学校に行かない(行けない)のはポツポツだった「欠席」が今週はずっとだった。明日から世の中は3連休だから、夏休みは終わったはずなのに10日間もずっと家にいる娘を目撃することになりそうだ。

 娘の不登校の片鱗は今思えば幼稚園に行っている頃からあった。まず、「行きたくない」って言う日があったし、朝が弱い。そして周りの環境や状況に敏感なのだ。そして小学生になってもそれは変わらず、段々と語彙力が増しているのに「行きたくない」という言葉だけで学校を休もうとする娘に、私よりも先に主人が許せなくなっていた。それは朝起きれないことも、休むことも「甘え」だと思っていたからで、「休みグセ」だけはつけたくないと娘と戦っていた。
 その一方で私は朝から暴言とか本当に嫌で、私は休んでもいいから朝は穏やかに過ごしたいとずっと思っていた。だから主人が否定派なら私は娘を肯定できる考えを持とうと、娘と交換日記をはじめてみたり、二人で出かけてみたり、実際に学校を休んでいる「当事者側」が書いているブログとか知恵袋とかを読んで、そちら側の気持ちを知ることを続けてみた。
 時に娘は発達障害なのでは? とか、起立性調整障害に当てはまるかも? とか、そんな話題になった時もあったけれど、本当の理由は娘にしかわからないし、そもそも理由なんてないのかもしれない。ただ、それをよしとするのか、受け入れるのかをちゃんと決められるようになるまで、時間がすごくかかった。
 ちゃんと、というのは、それを親とか友達とか、そして先生にそれを肯定的に伝えられない時が長く続いたからで、ただ休みたいと言っている娘の休む理由を、「休みたいみたいで」とは最初は言えず、お腹が痛いみたいでって嘘をついて休ませることが続いていた。でも、それにも罪悪感を抱くことがあって、娘が学校を休むときに一番私が嫌だったことは、もしかしたら学校への「連絡」だったかもしれない。
 頭では受け入れようと思っても、朝になれば「今日もまたか」と思いイラッとしてしまうのは私もだけど主人の方が限界で、ストレスを抱えているようだった。

 そんな日々が続いた先の先週末の日曜日の夜、娘がふと体温計で熱を計り出した。私は今までの経験から「明日休むんだろうな」と予感した。そしてその予感は的中して、その日から娘はまた学校へ行かなくなった。正確には火曜日には学校へ一度行ったけれど、関節が痛いと保健室へ行き、早退という形でお昼前に帰ってきた。本人が風邪かもしれないというので、病院へ連れて行ったけれど、喉がちょっと赤いくらいと診断。それは休む程ではないと親はわかっているけれど、当の本人はそれを理由に学校へ行けていない。

 最初は「なんで学校に行かないの?」「今日は学校に行けそう?」って意味のない質問をしていた。でも、それは本当に意味のないことで、行けない日は行けないんだと一旦受け入れることにした。
 真面目に生きていると、それは心配になるし、学校には行かないといけないという「正しさ」に引っ張られて親まで辛くなるけれど、家族の関係を悪くしてまで正義感を出す必要は全くないと思っている。
 もちろん最初から、心の底からそう思えたわけではないし、今でも100%今の状況でいいとは思えているわけではないのだけど、学校に行けないとて、娘の価値が私の中で変わることがないのは本当だし、家の中が安心安全な場所で、社会に例え理解されなくとも、私はそれを受け入れて味方でありたいと思うから、今は親子関係を壊してまで正しさで判断するのはやめようと決めた。

 娘が心のトラブルを抱えているかもしれないし、単に甘えているかどうかなんて今はわからないのだけれど、今はプロセスであってゴールではないっていう考えに落ち着いたから、ただただ今は見守ろうと思う。それに今は本当にいろんな生き方があるし、多様性の時代と言えるだけあって、本当に学校というのも様々なスタイルがある。娘が不登校にならなかったら、それも知らずに生きていたかもしれないけれど、学びたいことを学び、自分の才能を活かすことができる道を「いずれ」見つけることができたら、それでいいんじゃないかと思うから、私は今ちょっとワクワクさえしている。

 ということで、今も布団の中にいる娘の横で、この文章を書いているのだけれど、不登校で悩んでいるお母さんたちは結構多いことをインスタを通じて知っているので、アドバイスや体験談があればぜひ教えてください^^
 学校に行けないって本人も辛いと思うけれど、正しいのは学校へ行くことだと教え込まれた親の方も、結構しんどいと思うんです。だから一緒に頑張りましょうね。でもきっとそれでも私たちの子どもは大丈夫だから^^

 ということで、娘の不登校についてちょっと書いてみました!
 それでも私は娘のことが大好きだし、私の娘がこの子でよかったと思っています♡

それではごきげんよう^^

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