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【超短編小説】平和な🍠国


「証明してみろ!!できないだろ!!」

「いや、だって、、、」



二年前、私の住む🍠国で

IMO研究所からウイルスが漏れてしまい、そのウイルスに感染して発症すると、一時的に🍠だけ消化できなくなってしまう、つまり🍠が食べれなくなってしまう。

これまで発症した人は国民16万人中、5人であり、🍠の匂いを嗅ぐだけで吐き気を催す重症者が1人出た。


🍠国の国王はワクチンの研究を急がせ、ウイルスがIMO研究所から漏れた日からわずか16日で完成させた。

どうやら有効性は確実なようだ。

🍠国王は国民のことを第一に考える人だ。国王でありながら、土だらけになって私の畑で芋堀を手伝ってくれたこともある。


🍠国民は歓喜した。ワクチン完成から16日後全🍠国民の摂取が終了した。

これで誰もが大好きな🍠を好きなだけ食べられるのだ。



二年後、、、

身体から🍠の匂いがする人々が急増した、中には手の形が🍠のようになってしまった人々も出現した。

誰もが原因はわかっていた。

彼らはワクチンの開発者を問い詰めた。


ワクチンの開発者「なんの因果関係があるんだ??証明してみろ!!できないだろ!!」

彼ら「いや、だって、、、」



その後、特に問題は起きなかった。🍠国は平和な日常に戻った🍠

おわり





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