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大人と子どものためのプロジェクトマネジメント入門書レビュー

プロジェクトマネジメントの基本を学ぶ重要性

プロジェクトマネジメントの初心者だったころ、何が正解か分からないままにプロジェクトを進め、数々の失敗を経験しました。目標設定の曖昧さや計画の不備、チーム内のコミュニケーション不足など、多くの課題に直面しました。そのたびに、基本的な知識とスキルの重要性を痛感しました。そんな自分に今からでも贈りたい本が、『10歳からのプロジェクトマネジメント: 夢・目標をかなえる力がつく!』です。

この本は、プロジェクトマネジメントの基本を学びたい駆け出しのプロジェクトマネージャーや、これからプロジェクトマネージャーを目指す人、そして子どもたちに対しても非常に有益な内容が詰まっています。子ども向けに書かれていますが、大人にとっても新たな発見や学びを得ることができる一冊です。


本の概要

『10歳からのプロジェクトマネジメント: 夢・目標をかなえる力がつく!』は、AI時代の子どもたちに必要な「プロジェクトマネジメント」の力を育むための一冊です。プロジェクトマネジメントの基本的な考え方を、「夏休みの自由研究」「家族へのサプライズ」「クラブ活動」「地域の活動」といった、小中学生にとって身近なプロジェクトに当てはめてやさしく解説しています。また、「目標を作る」「計画を立てる」「実行する」「リーダーになる」「人生をマネジメントする」といったテーマに沿って、目標達成に向かうための具体的なスキルや知識を伝えています。ストーリー漫画や図解、実際に体感できるワークが充実しており、未知の課題に挑み、ゼロから価値を生み出す力を養うことができます。

本のレビュー

この本を初めて手に取ったとき、子どもにもプロジェクトマネジメントの力を身につけてほしいと思い購入しました。表紙を見せると子どもはすぐに読み始め、マンガの部分があるので抵抗感なく楽しく読めたようです。また、ロボット開発や宇宙開発などの大規模プロジェクトの現場が紹介されており、子どもの好奇心をくすぐる構成になっています。

特に感心したのは、子どもが小学校での児童運営委員会になったときに役立てることができる点です。内容は漫画と文章、図解がバランスよく書かれており、すぐに読み終えることができました。自分がやりたいことや周りがやりたいことを実現するための進め方が具体的に示されており、子どもにとってとても読みやすい内容でした。

私自身、プロジェクトマネジメントを始めたばかりのころ、この本があればどれだけ助かったかと思います。この本は子ども向けと思われがちですが、駆け出しのプロジェクトマネージャーにも非常に役立つ内容です。基本的な考え方やツール、進め方を子ども向けに整理して説明しているため、プロジェクトマネジメントの初心者にとっても理解しやすいです。大人の仕事でも「なぜこれをやるのか」を見失いがちですが、この本を読めば、基本に立ち返り、改めてインプットすることができます。

さらに、この本は大人にとっても大きな学びがあります。特に、プロジェクトの進行中に目標と目的を明確にする方法や、計画がうまく進まないときの対処法、リーダーシップの取り方など、基本に立ち返ることで得られる知識は非常に有益です。新人研修にも適しており、プロジェクトマネジメントの基本を平易な表現で学ぶことができます。

『10歳からのプロジェクトマネジメント』は、子どもたちがプロジェクトを進める際の基本的なスキルを身につけるだけでなく、私たち大人にも多くの気づきを与えてくれます。この本を読んで、ぜひプロジェクトマネジメントのスキルを身につけ、実践してみてください。プロジェクトマネジメントの力を持つことで、夢や目標をかなえる力が格段に向上します。ぜひ、お子様と一緒に、この本を手に取ってみてください。

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