見出し画像

飼い慣らせない

たのしみだったのに
全然楽しく思えなかった秋の夕暮れ

上野にモネを見に行った

どうしてだろう
今の私にはモネの辛さばかりが
突き刺さって抜けないでいる

晴れた日のみなもをいつだって
愛せる心をもっておきたい

みんながさ
モネの絵を美しいと思えるのはなんで?
どうして?
私には分からなかった
好きな絵を描く人のはずなのに

心象風景をそんな美しいものにしないで


いちばん近いことばかも
なにも知らないのに
知ったふうになっちゃってる私が嫌なのかも

いつだって吹き荒れている心を

きっと
飼い慣らせなくて辛いと
叫んでいるように見えた
そう思えてしまった


私の言葉は綺麗にしてしまう

そういうところは
モネを絶賛している周りと似ているかもね
(皮肉)

その余白が虚構なの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?