21 メモ

神が作りたもうた自然物ではなく
大いなる意思に逆らうように、多くの観念、造物、仕組み、化学物質、を創造してきた人類であるが、
同じ生物界の仲間として哺乳類、爬虫類、昆虫も?ふくめ生き物としての我らが見出したものがある。
生き物はまず内と外を分ける事で自己を発明した。
そして生き残りをかけ縄張りを発明した。
境界こそが神への反乱、生き物の存在証明。
我々は分断することで存在しえてきたともいえる。

共通点を見出し協力しあうことで多数派を形成し、他集団を圧倒し優位に立つことを戦術的に採用してきた流れをもつ我々が、地上世界にフロンティアを失ったとき、有限なこの世界で差別区別なくスペクトラムな存在としてお互いを認識し合うフェイズに入ったようだが、本来ゆっくりである進化変化の過程に反し、競い合いスピードを至高のものと規定した枠を構築したことで、本来変化を嫌う脳が、その構造から抜け出せず苦しんでいる。

「保守」「革新」とは、なるほど変化のスピードの差であってベクトルの違いではないのかもしれない。

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