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『ウォーリーをさがせ!』なのか?

ウォーリーをさがせ!

といっても、Wall-Eのほう。
ディズニー映画の、未来のゴミ収集ロボット『Wall-E』(2008年)。
キャタピラの脚に双眼鏡みたいな目をした四角い実用ロボットだ。

そのWall-E、実は絵の中にいない。
映画の準主役、宇宙からきた流線型の宙に浮かぶ最新型ロボット・EVEがWall-Eを探している。

絵は『Wall-Eを探すEVEを探せ』がタイトル。

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イラスト作成裏話。

イラストは、『Paper』というアプリを使ってiPadで描いています。
いくつかの筆が使えて、機能の特徴を考慮しながら浮かんだイメージを2次元化していくわけですが、とりあえず筆の具合を確かめるためにキャンバスを使って傾きや濃度やタッチや表現具合や醸し出される温度みたいなものを確かめる「お試し描画」をすることがあります。

この絵は、実は筆具合を確かめるためのお試し描画の1枚だったもの。
明暗2種のシンプルな影絵のような絵だったものに「命が潜んでいたら」と仮定したら、目が必要だと閃きました。
目が入ったら、なんだか深海魚水族館のような絵になりました。

どんな魚がいるのかな?
「探す」つながりで、ウォーリーに結びついていったという流れです。

でもこの絵に、赤白シマ三角帽子に黒縁メガネのあの派手なウォーリーは似合いません。どこにいるのか、すぐにばれてしまいます。
そこで、同じ名前を持つWall-Eなら、と落とし込んだものです。

単にWall-Eを描くだけではあきたらなかったので、Wall-Eを探すEVEを探せと、仕掛けをひとつ加えることでシンプルめな絵にせいいっぱいのひねりを加えてみました。

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