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しごとえらび 第1回

僕の就活は2ヶ月で終わった。こう言うと特別優秀な人材だったのかと思われがちだが、むしろ逆だったんだ。働くことが楽しみで仕方なかった大学4回生の僕は「何をするか」ということにしか興味がなく、「どこで仕事をするか」ということに無関心だった。

・給料はどうなのか?
・福利厚生は整っているのか?
・事業内容や職場の雰囲気は?事業成長は?

いろいろな要素を考えながら、世の大学生は就職活動というものに励むのだろう。今となっては少しの後悔が僕の就活には残っている。

いまのボクの仕事

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僕は現在、関西の家電量販店で、通信系会社の販売員をしている。特に通信系が良かったのか?というと、大学4回生の僕はガジェットやスマホに興味がなかったので、こだわりはなかった。

就職時の僕の望みは1つ、一人暮らしができる給料で販売や営業のスキルを短時間で習得できること。

つまり、対人コミュニケーションを通じて人に何かを売る仕事がしたかった。大学時代はライターやマーケティング系の会社で働いていたので、対面で売るということに興味があったんだ。

2年目の違和感

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僕個人のことを言っておくと、23歳・独身男性・仕事人間、と言って過言ではない。しかし今年の4月、社会人2年目を迎えた頃から1つ違和感を感じていた。そしてその違和感を仕事仲間の1人が気付かせてくれた。

「俺、何十年後にこの仕事をしていたいって仕事ないんよね」

あ、俺もだ。俺も何がしたいのかなんて大それた夢なんて持ち合わせていない。むしろ20代をどうして過ごしていこうか、自分はどのように歩んでいけばいいのか不安だった。

その人は自分より少し後に店舗に入ってきた、4つ上の先輩?後輩?にあたる人だ。でも、情報に触れて思考を巡らせるたびに感じる。「数十年後のやりたいことが決まっている人なんてマイノリティーだよな」


やりたいことという呪縛

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2019年「小学生の将来つきたい職業ランキング」1位にYouTuberがランクインしたことが記憶に新しいが、やはり子供であっても大人であっても「好きなことで生きていく」というキャッチコピーには魅力を感じるだろう。

一時代、ブロガーと呼ばれる人達の集団で「人生コンテンツ化時代」というコピーを聞いた時に、多少なりともワクワク感を覚えていた。僕は大学時代、将来は起業して自分の商売でご飯を食べていきたいと思っていた。

その為に大学時代にマーケティングを学び、ライターとして個人で仕事を貰って稼ぐ経験をして、実際に集客をしてネット上で情報を売ってみたり、次は対面だと就職して実績を出すことに明け暮れたりしていた。

全ては将来やりたいことを仕事にする為だ。

しかし就職して1年が経った頃から、自分の中で多くの事が変わってきた。たぶん僕は起業する事や、お金をいっぱい稼ぐ事、裕福な暮らしをする事にはあまり興味がないらしい。

起業する為に営業や販売を勉強しようと、いまの会社に入ったのにその目的に価値を見出せなくなってしまった。そうすると一気にいま自分がやっている事が”なんの意味も生産性もないこと”のような気がしてしょうがないのだ。


いま僕がやりたいこと

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しかし冒頭でも述べた通り、僕は真っ当な社会適合者だと思う。当初の目的から逸れた今でも、いまの仕事が環境が好きだからという理由で働いている。

いや、たぶん多くの会社員はそうなんだと思う。将来性とか一生このままなのか?とか不安に駆られながら、いまの仕事が好きとか仲間が好きとか、環境を変えたくないとか考えてる。しかし僕は少しづつでも前に進みたい。元々3年はいないと踏んで入った会社、目的が変わっても自分の好きなことをしていたいんだ。

・情報を伝える仕事
・好きなプロダクト、サービス

僕がいま仕事に求める事はこれだ、たぶんいまの仕事が好きなのも上記の2つを満たしているからだと思う。ガジェットに囲まれながら、通信という情報をお客様に伝えている。

転職をするのかはまだわからない。でもずっと考えてはいる。情報を伝える仕事、それも文章で伝えるお仕事をする事がいまの目標だ。

第1回まとめ


だれのために書いているのか、きっと僕と同じようなまだ社会人歴の浅い人だったり、これから社会に進出するような学生さんだったりが読んでくれてるのかな?

僕は大学生活は結構完璧と言ってもいいと思っている(華やかではなかったけれども…)けど、海外にいく事と就活やインターンをちゃんとやる事は後悔している。

社会人になって感じる3年勤務という常識や、将来への不安、自分の社会的価値、色々と悩む事が多くなった。だけどそうやって悩んで咀嚼してこうやって文章におこして誰かに伝える。noteは完全に趣味だけど、やっぱり文章で伝える仕事はやりたいなと明確に思っているんだ。

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