ラム グラスに浮かぶ 月はきっとキレイで それを無粋に弄ぶ連中は 野暮で野蛮で 夜半なら許されるのか 過半数は半信半疑で きっとそんなこともなくて 声を出して 表現したくて 足枷がそれを邪魔して でも伝えたくて もどかしくて 今宵は月がキレイで それじゃ令和の人間には伝わらなくて はっきり伝えて欲しくて でも仮面を脱ぎ捨てられなくて 焦って でも全部自分のせいで それでチャンスを逃して 青ざめて 遅くね？ 素直になって テーブルに集まって 思いの丈 一旦全部話して 後
筆。 まだ途中 言葉に無知で夢中 宇宙に溶け込む 果てがない あてもない 途方もない そんな数字 グラスは空になる 次のネタが気になる ネギは必要なく 緑色はただ目に優しく 目黒川沿いで 一際輝いて 汗かいて 女子も男子も踊り明かして 次の日には 中庭の草木には 目もくれないは 前日のことは覚えてないは は？ こっちには言いたいことが 山ほどあるが それもいいか まあ乾杯するか 一期一会 いちいち会釈するぜ エサにする小判鮫 ただ俺の目は光ってるぜ 飛び跳ねて ビ
筆。 端でおしとやかにする玉 それは煮卵なのか ゆっくり転がる様は 蕎麦か側じゃないのか 初夏もとうに過ぎ 暑さもピークを過ぎ 過ぎさった夏の日を 振り返る午後 ここ一週間 激動の日々 誰が誰を罵り マウントを取り 悲しい優位性を保ち 満たされない そんな人間の性 横目に見ながら 笑い飛ばしながら いつか気づいてくれると信じながら 明け方の繁華街 友と練り歩き 喧騒に 過去を思い出し 泡とともに跳ね上がるコルク 一つ年を重ねた友を祝福 喜びに泣く顔は美しく また今
昔から、人をイラっとさせたり、 キレさせたりすることが多い。 最近、だいぶマシになってきたが、 一触即発になりそうなことがたまにある。 それが怖いし、嫌なので、 人と距離を取ったり、 話すことを減らしたりもしたが、 あんま変わんないのと、 話すのを止めるのは違うかと思い、 最近は話すことを増やしている。 んで、数年前の出来事を思い出した。 友人と食事をしていた時のこと。 確か、五反田あたりのどっかの居酒屋。 だいぶ酒を飲み、上機嫌だったアタイ。 トイレに行き、席に
先日、カレー。 人生初めてのあいがけ。 素晴らしい。 こんな食い物があったなんて。 舌が二度見。 人生発見の連続だ。 コラボレーション。 生きろ、素材。 生かせ、素材。 交われ、何か色々。 諸々。
ちょっと、話が違うじゃない マグロとかサーモンとか、 何か、ちょっと酸味のあるソース？ とかで、からめた前菜的なやつと思ったら 本場は牛ヒレ肉と薄切りのチーズじゃん 肉と魚の違いがあるじゃん 言ってよ どっちも美味しいけどさ あなたはいつもそう あと一言、言葉が足りない 言葉がほしい 補って余りある言葉が 包んでほしい 料理だけじゃなく いや、あたしが包んであげるか それが一番 それが正解 太陽みたいな笑顔のあなた 地中海に溶け込み、心地いい みんなつられて笑っちゃう
いつか行ってみたい。 たまたま通りかかって中のぞいたら、 すげー楽しそうだったんだもの。
6年前。 故郷の海。 友と眺める。 友が何を思ったは知らない。 聞いてもいない。 俺が何を思ったかも覚えていない。 激しい海だったことは覚えている。 突き抜けて。 お互いに。 友も笑ってくれるはず。 喜びを。 日々に。 ともに。
吾輩はおむつを履いたことがある。 名前もまだ言える。 別に、介護を必要とした訳ではない。 尿意がまあ近い。 夏だろうが、冬だろうと。 緊張したりすると余計に近い。 何年か前、当時広島に住んでいた友人に会いに行くことにした。 あんまお金がなかったので、夜行バスで向かうことに決めた。 ケチってトイレ無しのバスにしたのがよくなかった。 途中3回くらい休憩で止まるものの、 広島まで半日ぐらいかかる。 そして、バスにトイレはついてない。 高まる緊張感。 最悪の最悪のケースを
タイミングは難しい。 会うタイミングもあれば、 言うタイミングもあれば、 席を立つタイミングもあれば。 華金に何を思う。 イスが赤かろうが、 イカが白かろうが、 水が8万しようが、 MカップのAV女優がいようが。 たじろぎもせず。 けして悲嘆せず。 みんなで笑えたらいいな。 みんなで笑い飛ばせたらいいな。 そんな華金。 汚れた泥に根を張り、踏ん張って咲くキレイな華。
トウモロコシ。 もろこし。 トウキビ。 いろんな呼び名があるざますね。 おほほのほ。 出来立て、 揚げたて、 アゲのアゲ。 上唇の皮膚がやられちまった。 熱すぎて。 だから、ゆっくり食べろって言われたのに。 でも、生きてるって感じがしやがるぜ。 サクサク言いやがって。 奏でやがって。 上唇もってきやがって。 べろんべろん。 生産者の顔が見てみたい。 ちょっと、あんた！ あんたさぁ……最高だぜ！ って、言ってやりたい。 なんだかんだで、生産者の方と仲良くなって、な
夜、突如として目が痛くなった。 多分、まつ毛が目の中に入ったっぽい。 ゴロゴロゴロゴロ。 瞬きしても、目薬を点しても改善しない。 ゴロゴロゴロゴロ。 で、しばらくしたらおさまった。 というか、どっかいった。毛が。 たまにあるこの現象。 おさまって何よりなんだけど、 毛はどこにいったんだろう。 目の外に出た訳でもなく、 まぶたをひっくり返しても見当たらず、 顔面の中でおさまってしまう、小さなガサ入れ。 え、溶けてんの？ 食虫植物が虫を溶かすみたいに。 あの短時間に
何て読んだらいいの 何て呼んだらいいの そっか、カレーか 普通、カタカナじゃん 急に漢字はマジ勘弁 スパイス効きすぎだっつーの いつも窓際で食べてたね ぼんやり窓の外眺めてさ いつもあの子のこと見てたんでしょ 本当は気づいてたっつーの ルールルルー 米とルーをこれでもかってくらい かき混ぜてたよね その食べ方、みんな引いてたよ 料理長も引いてた でもね、あなただから許せた いつか言おうと思ってた もっと早く言えてたらな ルールルルー 本場のインドにカレーの勉強に
幸せな3文字。 泡に包まれて。 イヤなことも包んであげて。 キレイさっぱり流してあげて。 喉越しに生を感じながら。 泡。 あわ。 あわわわ。 つまみがあると、なお良い。 煮込みなんか最高。 ネギだけは、そっと避けて。 瓶もいいけど、グラスもいい。 ダイレクトに眺めることができる。 ああ、無くならないでおくれ。 今日、仲間からめでたい報告をもらった。 今ごろは、別の仲間と祝杯をあげてるかもしれない。 喜んだ友の顔を思い浮かべて。 一方、酒を飲んでる場合じゃない人もい
先日、ハンバーグを食べた。 久々に。 ちょっと小洒落てチーズインにしてみた。 上に乗ってるのもいいが、中に詰まってるのもいい。 疲れて、腹ペコの体に染み渡った。 五臓六腑が取り合いしてた。 フォークとナイフで切れ目を入れるあの瞬間。 想像力は掻き立てたれ、 色んなものが発射を待ち侘びていた。 そして、中からチーズは出てきた。 なんて瞬間なんだ。 立ち込める湯気を、ぼーっと見ながら思いを馳せる。 一瞬でも中身が見えないものに、 なぜ、こんなにも高揚するのか。 肉に詰
完成を待ちながら。 イメージする。 肉付けは大事だ。 途中、やいやい言われながらも。 時に、四つん這いになりながらも。 泥をすすることがあっても。 それが何になるの？と言われても。 SとMが融合するか知らんけども。 そんな時間があってもいい。 全て繋がるなら。 全て繋がるから。 あの夫婦は言った。 親友も言った。 同郷の友も言った。 信頼する先輩も言った。 やりたいことをやればいいと。 骨を鳴らす音が響きわたる。 6畳1K。 怒りの表現か。 開始の轟音か。 エロ
