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途中

生きている

みんながそれぞれ
全力で生きている

人と戦っているようにみえて
自分と戦っている人

理想を掲げて、近づこうと一生懸命な人

真っ直ぐに自分と向き合っているからこそ
他人の傷に触れて、傷を負う人

ぼんやりしているようで
心の中は葛藤の渦の人

受け継いできた
悲しく、憎く、そして愛しい
根深い呪縛に苦しむ人

見ないふりをして、
心が壊れないようにする人

積み上げてきたことを崩すと
自分が壊れそうで
そこから動けない人

自分の葛藤を助け、導いてくれる
誰かに尽くす人

生きているだけで、
多くの刺激や壁に直面する

どんなささいで
一見くだらなそうにみえることでも
優劣など存在しない

他人が感じうることは
いつかの自分が感じうること

悩みに崇高さを求める時、
それは人からか
完璧な理想像の自分から、
美しくみえるか
みえないかの違いだ

ただ、
誰もが全力で
自分と戦っていたり、
受け入れようとしている

等身大の心の声を無視していないか
耳を傾けられているか

どんな拒絶も反抗も
成長の痛みには欠かせないもの

それでいい

今感じていることに
間違いなどひとつもない

この生涯をかけて
最期の時に完成させればいい

むしろ、
この人生に完成はあるのかと問いたい

そしてまた、自分の完成は
誰かの始まりに過ぎないのかもしれない

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幼かった自分に伝えてあげたい言葉たち