邪悪な虫
最初に書いておきます。虫嫌いの方は、本書を読まないほうがいいです。
ますます、虫が嫌いになるからです。世の中に、嫌いなものや恐ろしいものが増えるのは、不快ですよね。
私は、虫好きです。その私でさえ、本書を読んでいると、虫が恐ろしくなってきます(^^;
本書は、題名どおり、「邪悪」な虫しか載っていません。
誰にとって邪悪かといえば、ヒトにとってです。要するに、ヒトに害を与える虫ばかりを、紹介した本です。
本書をお勧めできるのは、虫の研究者になりたい方や、怖いものを見たい方ですね。下手なホラー小説より、本書のほうが、よほど怖いです(^^;
「虫嫌いだから、虫を退治する方法を研究する研究者になりたい」方に、最もお勧めです。
虫たちのために、弁護しておきますと、世の中の虫のうち、本書のように「邪悪」なものは、ごく一部です。
害を与えられる以上に、私たちは、虫から恩恵をこうむっています。虫が地球からいなくなったら、ヒトも、地球上では生きられないでしょう。
怖いもの見たさで、「邪悪」な虫たちの生活をのぞいてみると、そこには、生命の驚異も見られます(^^)
以下に、本書の目次を書いておきますね。
注意:多勢に無勢
アフリカンバットバグ
そんな彼女なら捨てちゃえば?
オオスズメバチ
ブラジルサシガメ
戦争の虫
トコジラミ(ナンキンムシ)
ヌカカ
ブユ(ブヨ)
クロゴケグモ
毛虫
ボンバルディアビートル
ドクシボグモ
サソリののろい
クサギカメムシ
ドクイトグモ
ツツガムシ
スナノミ
心配無用
チャバネゴキブリ
コロラドハムシ
園芸家のダーティーダズン
コーンルートワーム
シバンムシ
本の虫
クロアシマダニ
フタスジイエバエ
身の内に潜りこんで
イエシロアリ
アリの行進
ペルビアンジャイアントオオムカデ
チチュウカイミバエ
ヤスデ
矢毒
カ
アメリカマツノキクイムシ
ツチミミズ
内なる敵
ケオプスネズミノミ
アリガタハネカクシ
屍肉食い
ブドウネアブラムシ(フィロキセラ)
ロッキートビバッタ
ゾウムシなんかこわくない
サシチョウバエ
ヒゼンダニ
食い物にされないように
スパニッシュフライ
オオツチグモ(ルブロンオオツチグモ)
ツェツェバエ
ゾンビ
End Notes
挿絵画家
資料
参考文献