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【社員インタビューvol.2】面接官との出会いが決め手。事業をリードしてきたデザインチームマネージャー

本を耳で聴くオーディオブックの体験を、より多くのユーザーに楽しんでほしい。「audiobook.jp」の裏側に、アツく込められたメンバーの想いと取り組みを紹介する本連載。

第2回は、2020年5月にオトバンクに入社し、デザインチームのプレイングマネージャーとして躍進されている、UI/UXデザイナーの小谷幸子さん(@_kotapaka)にお話を伺いました!

▼kotanisさんプロフィール
ゲームデザイナー→UIデザイナー。オトバンクのデザイナーとして2020年5月より勤務、現在は大阪からフルリモートで業務。デザインチームを立ち上げ、マネジメントを担当。好きなデザインはシンプルでフラットなもの。開発にもユーザーにも優しいモダンなデザインを目指しています。新しいもの、サービスが好き。​​

一緒に働く仲間が決め手だったオトバンク

 

ーオトバンクのありとあらゆるデザインを手掛けているkotanisさんですが、その多才さをどうやって身につけたのか、とっても気になります!まずは、これまでのキャリアを伺ってもよいでしょうか。

ひとこと「デザイン」といっても、業務の幅は本当に広いですよね。
私の場合は、大きく分けるとキャリアの前半でグラフィックデザインを、そして後半でUI/UXデザインを中心に業務に携わってきました
ゲーム会社やWeb制作会社にいた時期もあり、。紙からデジタル、映像と3Dまで一通りやってきました。

ー様々な会社を経験してきた中で、オトバンクを選んだ決め手みたいなものはあるのでしょうか?

会社を選ぶとき仕事の内容よりも働く環境やメンバーを重視していました。
オトバンクの面接で、事業部責任者の飯泉さんと初めて話をしたときに「ああ、この人と一緒に働けたらそれが実現できそう」と思ったことが、オトバンクの決め手になりますかね。

ーえええ、そうなんですね!

昔上司に、「kotanisは考えるより直感でアウトプット専念したほうが良い。考える部分をフォローしてくれる仲間を探せ。」と言われたことがずっと心に残っていて、確かに自分は論理でデザインを組み立てるというタイプではないし得意でもなかったので、弱みをフォローしてもらえるメンバーがいる会社だったら良いなと考えていました。
面談中、飯泉さんが私の想いややりたいことを「つまりこういうこと?」「それなら弊社ではこういう形で進められそうだね」って、ひとつずつ整理して返してくれて…。そのやりとりが「これだよこれ!!!」って感じだったんです。それで入社を決めました。
業務内容についてはデザイナーとして携わるプロダクトがはっきりしていたのでその当時は会社を決める大きな判断軸にはなっていなかったですね。

ーとっても素敵なエピソードですね…!

会社のメンバーと楽しくできている様子(酒)

アプリ作り直し、音声広告、コーポレート…様々な事業課題をデザインで解決していった1年半

 ーここからは入社してからのお話を伺いたいのですが、入社してすぐアプリの作り直しプロジェクト(※通称:Rebornプロジェクト)が始まりましたね!いきなり大変なお仕事だったんじゃないかと思うのですが…。

 そうですね、これは頑張りました。自分はシンプルでモダンなデザインを追求しているのですが、この仕事ではそれと徹底的に向き合うことができたと思っています。

UIはシステムとユーザーさんを繋ぐ要です。プログラムの集合体である複雑なシステムを、如何にして誰にでもわかりやすく、とっつきやすくできるかがデザイナーの腕の見せどころなので、引き算の思考は常に心がけています。

ーシンプルなデザインって、いろいろ詰め込むよりもずっと難しそうに感じますが、kotanisさんはどうやってデザインを洗練させているのですか?

まずは目的を整理することですね。ユーザーさんのどんな課題を解決したいのかを掘り下げて、課題ごとに優先度づけをし、デザインに落としていきます。
この過程ではチームメンバーとの対話がとても重要になります。入社したばかりで大変ではあったのですが、Rebornプロジェクトを通して、エンジニアや事業部のメンバーと綿密にコミュニケーションが取れたので、とてもよい経験でした。

ー他にも印象的なプロジェクトがあれば教えて下さい

「もものかんづめ」という作品の、プロモーション動画を作成しました。

動画は専門分野外だったのですが、好きな作品だったこともあり「やってみたい」でチャレンジすることができたので、とても印象に残っています。

さくらももこさんの人気エッセイ「もものかんづめ」を、アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役TARAKOさんの朗読で全編音声化した作品なのですが、とにかくTARAKOさんの語りが本当に面白くって

この作品の魅力をTwitterでどうコンパクトに伝えていくか。これを考えるのはとても楽しかったですね。

ー「もものかんづめ」刊行30周年記念ということもあり、制作チームも思い入れが強い作品だったと聞いています。

実は私のキャリアの中で、自社でコンテンツ制作から販売まで一気通貫している会社に勤めるのは、初めての経験なんです。会社のメンバーが、それぞれの作品に対して並々ならぬ熱量を持って接していて。どうしてもこれをたくさんの人に聞いてほしいって気持ちが、毎日伝わってきました。 

ーオトバンクって、内に秘めた情熱を持っている人、たくさんいますよね。

そうですね。それに触発されて、自分もがんばるかー!となった案件です。

 
ーサービス関連以外にも手がけられたこと多かったんじゃないかと……。オトバンクのデザイナー領域は、kotanisさんの力でぐんと広がった気がします。

オーディオブック事業部の仕事だけでも、アプリのUIUXだけでなく、Webサイトやキャンペーン企画など多岐にわたっていますね。新作プロモーション用の素材や、イベント特設サイトもデザインチームの仕事です。人事周りの採用資料なんかも整えたりしています。

あとは最近、広報関係の仕事もたくさんいただいています。

 ーありがたいです、「オーディオブック白書」もそのひとつですよね。数字の出し方や見せ方について、kotanisさんから広報チームに様々な提案があったと伺っています。

 そうですね。各部署で様々な取り組みが行われていて、デザイナーとしてひとつひとつに関わらせていただいてます。いろいろなデザインに携われるので日々経験が積み重なっていくのを感じています(笑)

量と質、メンバーのやりたいことの「三方よし」を目指したマネジメント

 ーkotanisさんは、オトバンクで初めてマネージャーロールになられたんですよね。先に伺ったとおり仕事量がとにかく膨大だったと思うのですが、マネージャーとして心がけていたことはありますか?

確かにマネージャーの仕事が、いちばん不安だった領域だったかもしれません。
デザイナーって、結局アウトプットが全てなので、工程とかあまり関係ないんです。とにかく質と量で結果を出していく必要があります。
ですが時間にも人員にも限りがあるので、できる範囲での仕組み化を進めていきました。

ー仕組み化の具体例について、もう少し深くお伺いしたいです。

多種多様にあるプロモーションやキャンペーンは一見別のものに見えますが、何度かやっているうちに情報として共通の部分だったり進め方の型が決まってきたりするので、企画担当者に揃えておいてほしい情報を揃えて事前に共有したり、デザインの作業をテンプレート化して量産体制を整えておいたり、たくさんの施策が来ても疲弊しない仕組みを作っていきました。

例えば、作品PRのためのバナーであれば全てを一から作らなくてもいいように、「タイトルのフォントサイズ」「新着、セール、などのラベルの制作」「ロゴが入る場合の入れ方」「背景デザインの選択の仕方」などを整理してカスタマイズ形式で作れるように整理しました。そうすることで、一定のクオリティを保ちつつ制作量も担保できるようになったと感じます。

バナー類はFigmaでテンプレート化し安定して制作できるように準備

あとは、チーム内外で連携しやすくし、各デザイナーがやりたいことに手をあげられるようデザインチーム内でのミーティングも整理しました。それまでは、いつでもデザイン依頼を受け付ける形式だったので優先度のつけ方も難しい状況でしたが、今は定例でMTGを開催して依頼を持ち込んでもらっているのでその中でタスクを整理できるようになりました。

今後もさらにチームでうまくまわしていけるよう、環境を整えていきたいです。

オトバンクのいいところ

ー既に大活躍のkotanisさんが、まだ一年半しか勤めていらっしゃらないってことが、ほんとうに驚きで……!オトバンクのここがいいなってところがあれば、教えていただけますか。

そうですね。コンパクトで小回りが利くので動きやすい点と、やりたい仕事を取りにいきやすくて、自分次第で自分の力をどんどん試していける点ですかね。
オトバンクだとやりたいって思えば自分でとりにいけますし、チャレンジすることができると思います。

 メンバーもとても優しいです。リリースしたら褒めてくれるし(笑)。ありがたいです。自分はコロナ禍での入社でしたが、オトバンクのメンバーはフルリモートに慣れているので、コミュニケーションに関しても、不便を感じなかったですね。

ーリモートでも働いていてもあまり困らないって感じですかね。
そうですね、困ったことはないです。何か聞きたいことがあったら、時間を作って丁寧に答えてくれますし、いいものを作るためならみんな全力で協力してくれるって感じです

不便は今までの会社の中で一番ないんですけど、ないんですけど、でもやっぱりリアルで会うのには適わないというか………。たまに会いたいな〜〜〜みんなとお酒のみたいな〜〜って思います。(笑)

 ー本当に幅広く会社のデザインを担当されていますが、デザイナーとしての今の環境についてどう思われますか?

私はなんでもやりたい人なので、すごく合ってました。
このmeetの壁紙もユーザーインタビュー用に勝手に作ったんですよ。去年は納会の幹事もやったりして、本当になんでもやれるのでとても楽しく過ごさせてもらっています。 

納会のやりきった感で変なテンションになっているkotanis(センター)


今後チャレンジしたいこと

 ー最後に、今後チャレンジしていきたいことや、それに向けて一緒に働きたい人のイメージを教えていただけますか?

今後チャレンジしていきたいこととしては、音を使った操作や体験づくりですかね。聴き始めと聴き終わりが音でアナウンスされたりとか、操作した内容を音で識別できるとか、アプリやWEBページの読み上げとか…そうしたいわゆる音を使ったインタラクションデザインに挑戦したいです。

 ー音声を用いて体験を便利にしていくデザインは、弊社の創業理念でもある「究極のバリアフリー」ともつながりますね。

そうですね、みんな興味があって賛同してくれたら、いつかできるかもしれない。
音声UI/UXってまだまだ未知の領域だらけだと思うんです。だからこそ、オーディオブックというコンテンツに興味がある方で、その体験をよりよくユーザーに届けることに力を注げる、注ぎたい!という方とぜひ一緒に働きたいです。

 ーこれからのデザインチームもとても楽しみです。kotanisさん、ありがとうございました!


【kotanisさん おすすめオーディオブック】

夢をかなえるゾウ
ほんとうにゾウに話しかけられているみたいなのでぜひ聴いてほしい。やさしい自己啓発本としておすすめ。靴は磨いてないけど募金はするようになり、自己肯定感爆上がり。

1%の努力
なにかと話題のひろゆき氏のオーディオブック。本として内容はフツーに面白いしyoutubeの延長だと思って聴いてる。過去の詳細にも振れたりするのでイズムを感じたい人におすすめ。これは私の感想ですが。

現在オトバンクでは、一緒に働く仲間を探しています!興味をお持ちくださった方はぜひお気軽にご連絡ください。


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