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あなたが、大使になるのです

僕は結婚を機に、大阪府泉南市に転入してきました。

大阪府の中でも南部に位置し、少し歩けば海があり最近は大きな公園も出来たし、車を走らせれば自然が豊かな場所です。

育児にとっても本当に良心的な出会いに恵まれているので、ここを選んでよかったと、現在進行形で感じています。

ここに、移り住むことを決めた時に、泉南市が地元の大学時代の友達がいたので、連絡をとって食事をしながらこの街のことを教えてもらいました。地元ならではの情報も貰えたし、歓迎してくれたことは今も忘れません。困った時には今でも頼りにしています。

その飲み会の二次会で入ったその友達の行きつけのスナックで、僕は、厚かましくも酔いに任せて大好きな唄を熱唱しました。

それを聞いていた常連さんらしき方が、僕らの話を聞いて、泉南に来たことを歓迎してくれました。その後もおしゃべりが盛り上がったのですが、途中スナックのママが僕らに「あちらの方が、お代を出してくれたから、お礼を言ってね。」と。

なんと、初めて会った僕に対して、まさかご馳走してくださるなんて。その方が先にお店を出た後、スナックのママは「若い人が泉南に来てくれて、おしゃべり出来たことが嬉しかったみたいよ」と教えてくれました。あの日出会った見ず知らずのお父さんがここ、泉南の大使として、身銭を切って気持ちを伝えてくれたことで、僕はこの街のことを一気に好きになりました。

大使とは公な役割としてだけでは無くて、誰しも普段の生活の中での振る舞いによっては、思わぬ心の繋がりを産む事もあるのです。

隣近所さんとの関係が築きにくかったり、知らずの人に声を掛けることは、難しい事かも知れませんが、共通の枠組みがそれを超えました。

こういうアナログなところにこそ、大切なものがあるのです。

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