見出し画像

「色」の持つパワーを味方につける

人は、気づかないうちに生活の中に溢れた色に影響を受けています。
無意識のレベルでの影響なので、あまり自覚されていないかもしれません。

絵を描くとか、創作する時はもちろんですが、
日常行動の中での色の影響というのはとても強いと思います。
私の子育ての中、アトリエの中での色についてお話しします。

日常の中で色から受けるイメージ

日々生きている中で、目につくものは大体デザインされています。
そのデザインには必ず色が使われています。
モノトーンだとしても、モノトーンという色を意図的に使っているのです。

テンションの上がる色、好きな色、食欲の出る色、落ち着く色。
その日によって欲する色、嫌だと感じる色も変わります。
受け取る色によって気分や行動が変わってくることもあります。

例えば、
「黄色」は視界が明るくなり元気が出る。
「ピンク」は華やかな気持ちに。
「緑」はフレッシュで深呼吸したくなる。

自分の体調によって、選ぶ色が違うのは、知らず知らずのうちに
自分を安定させるために直感で選んでいるからだと思います。

子育ての中での色の活躍

我が家は3人の子どもがいます。
ねえねと双子、まだ小さい時は字も読めず、自分のものを判別できません。
そんな時に役に立ったのが色です。

「myカラー」を決める
誰のものかわかりやすいように「myカラー」を作りました。
ねえね・・・ピンク
双子兄・・・黄色
双子弟・・・水色

持ち物や洋服は全て色で分けてみました。
色が選べない場合は、
myカラーのシールをつける。
紐だけ色を変える。
キーホルダーをつける。
色別のボタンやアップリケをつける


myカラーの洋服を着た双子

双子は顔もサイズも似ていたりすると区別がつかないので
その子その子のカラーを作っておくと、周りの人も判別しやすいので、
このmyカラー作戦はよく紹介されます。
双子でなくても自分のカラーを決めている方も多いはず。

myカラーなら字が読めない子どもでもわかります。
我が家はmyカラーを決めてから、着替えや支度がスムーズになりました。
特に双子はお互いの境界線が曖昧なので、色分けで自分と相手の区別が
つくようになりました。
また、自分専用のものを持っているという満足感もありました。
喧嘩もすこーし減った、、かな。。。(笑)

色があることでの安心感と緊張感

ここからはアトリエの話になります。
うちのアトリエは基本、好きなものに好きな画材で好きなものを描きますが、
一番多いのはやはり白いスケッチブックやキャンバスに、
鉛筆や絵の具などの画材で描くことです。

真っ白な紙に描いていく気持ち良さはなんとも言えないものです。

しかし、白も立派な色。
この白が眩しすぎて、白を汚したくないという気持ちや、
失敗したくないという気持ちが強くなり、
描き進めることが難しく、萎縮してしまう人もいます。

そういう場合は、最初に薄ーい色を一層塗ってから始めるようにアドバイス
しています。
(これはよく下地、下塗りと言われる作業です。)
そうすると、不思議なことに描く手が進むようになります。

白い部分が残った状態で描いていくと、
白の部分の汚れや、その部分をどう埋めたらいいんだろう、と
いう焦る気持ちが出てきてしまいます。

ここに一層薄い色が塗ってあると、
もうすでに一つ手を入れているという安心感。
下塗りの色を見ながらその先の色を考えることができるのです。

色紙や、クラフト紙のような色付きの紙に描くと、
急に字や絵が上手になった気がした時ありませんか?
それはまさしく色のマジックです♪


黄色味がかったクロッキー帳に描いたドローイング


色のパワーを楽しもう

色には不思議なパワーがあります。
自然の中にも、生活の中にもたくさんの色が溢れています。

今日のカラーを選んだり、
生活用品の色を統一したり、
癒しのカラーを見つけてみたり。

色は、
自分の生活を豊かにし、
自分をより魅力的に表現する力を持っています。

色を楽しみ、そのパワーを味方にしてみてください。

#アトリエ
#カラーセラピー
#自己表現力
#アート
#子育て

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?